コロナ補償に関しての覚書〜各国の現金給付はどのようなものか?

 TLがもうずっとコロナ関連になっている中、こんなツイートを見かけた。

正直、この騒動でデマを撒き散らす人も多いのでスルーしていたのだが、内容が内容なので自分の調査できる範囲で覚書を残しておく。

 

 なお、現金給付だけを取り上げて国の政策の優劣を述べるのは控えておく。

 なぜなら、現金給付以外の補償(失業給付、企業への貸付)は、各国ともに大きな違いがあるし、その国が大きな政府か小さな政府かによって支出額も当然違っているからだ。

 例えば、同じ一万円の給付であっても、国民負担が大きい国なら当然と言えるし、小さい国ならば政府にとって大きな負担と言える。

 更に、既存の政策の違いによっても重みは違う。(労働者に対してもとから手厚い支援があるならば、給付額が少なくても十分支援していると言える)

 加えて、物価や賃金の違いもあるため一概に比較はできないことも付け足しておく。

できるだけソースは公的機関にする予定だけど間違っていたら指摘してください

1韓国

www.mohw.go.kr

区分 1人世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯以上
支援規模 400,000 600,000 800,000 1,000,000

単位はウォン(100万ウォンで約8万8千円)
すなわち、4人世帯で8万8千円
選定基準は、所得の下位70%を対象にする
健康保険料の負担金を基準にして給付を決定する

 

2アメリ

https://www.irs.gov/newsroom/economic-impact-payments-what-you-need-to-know

↑なんでこの形式でしか引用できないのか・・・・

個人に対して最大1,200ドル、または夫婦に対して最大2,400ドル、対象となる子供ごとに最大500ドルの支払いを自動的に受け取ります。

1ドル=108円だから、13万円とみこめばよいか?
上限収入は個人の場合は最大75,000ドルまで。
納税の還付金の情報を利用して、何も提出しなくて良いそうです。

3香港

mainichi.jp香港政府が18歳以上に1万香港ドル出すのはホントらしい。
2月ごろに出して早い対応だったのも特筆に当たるだろう。


アズルレーン凍絶の北海の建造記録

めっちゃ沼ったので

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これが建造確率

で、建造記録

 

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1はノーマル 2レア 3SR 4SSR

タシュケントが出ずにずっと記録を取っていた。最後に二人同時に来たので終了。

合計建造数244回。ただ合計してみればレア度別の建造数も確率の範囲内だし、やっぱり偏るときは偏るんやなと感じた。

KINDLE UNLIMITEDで消費した本について6

 1

失われた世界 (光文社古典新訳文庫)

失われた世界 (光文社古典新訳文庫)

 

  よく聞いていたが、読んだことのなかった一作。やや文体は古いものの、登場人物の動機やキャラクターがわかりやすく描かれており、感情移入しやすい作品だった。また、当時の科学知識を用いてあれこれ推論するシーンも見ものだが、一番の見所は、登場人物の人々と一緒に未知の大地を体験できる点にある。未知の大地での様々な発見とスリル満点のアクション。今も語り継がれる名作であることがよく分かる作品であった。

遊戯王における便所ワンキルの初出はどこにある?

 クソ戦法の一つとして海外で編み出されたと伝わる便所ワンキル。この話題元ソースはどこかということが気になったので、覚書として残しておく。

 

 

まずは、ネットの海へ

 まず便所ワンキルの概要は「先手を取ったトリックスターがマンジュシカを立てた後、トイレに行き時間制限まで時間をつぶす。終了直前に席に戻り、相手ドローをさせることでバーンダメージを与える。時間がこの時点で終了するのでトリックスター側の勝ち」というもの。これを調べてみる。

 簡単にググる限りだと、ふたばか2chの書き込みのどちらかが便所ワンキルの初出である。*1*2

 そして、ふたばのログは消える仕組みであるので信頼性は薄いがまとめてみる。2019/6/1 に海外遊戯王のEXターンが廃止(これは事実)→2019/6/13の書き込みで海外での便所ワンキルの話題(ここの元ソースはない)が出てくる。*3

 EXターンの廃止*4があったのは本当。

 EXターン廃止でバーンやトリスタが強くなるといった認識が5月後半から(少なくとも)日本でも語られていた。もっというと、EXターンがあったときから、トリックスターを利用したデッキでの遅延行為が問題視されていた。*5

EXターンの廃止がされてからのデュエルを調べてみる。

 先程のルール改正が2018/6/1であるから、それから行われた最初の海外大会を漁ってみる。

 ツイッターで見つけられた初出はこれになる。

※文中のCecaucusはSecaucusの誤り

 文中のロスタイムはジャッジの権限で付与されるものらしいが、ルールーのF&Qには載っていないので真偽は不明。しかし、便所ワンキルの原型と言ってもよいだろう。

 このユーザーも記事を見ての*6発言らしいので、その記事を探せば良さそうだ。

記事を探して三千里

 探してみるも、その記事自体はなかなか見つからないが、興味深い書き込みをいくつか見つけることができた。1つ目が、「Secaucusでは1ラウンド30分かかっていた」「トリックスターが遅延行為しているのを見た」といった海外の書き込み。*7

2つ目が、

 といった、海外レポのツイート。

3つ目はYCS Secaucusのトップ32までの大会レポート。*8

しかし、ここからは、便所ワンキルを発見することはできなかった。

状況証拠から便所ワンキルの初出を推測してみる

 残念ながら、便所ワンキルの初出を掴むことはできなかった。しかし、多くの状況証拠があるのでそこから便所ワンキルの実態を推測してみる。

 

①EXターンの廃止によって、トリックスターに有利な環境が整っていた。

②Secaucusでは、EXターン廃止後の最初の大型大会ということもあり、遅延行為などが多発していた。

③そして、その遅延行為の中にトイレに行き時間を潰すといった手段が開発された。

④しかし、その行為は大会では実績を残せず、また、トイレの禁止や非スポーツマン行為などで便所ワンキルは行われなくなった。

 以上より、便所ワンキルはネタの知名度に反比例してほとんど行われなかったと考えられる。

KINDLE UNLIMITEDで消費した本について5

ドキュメント生還?山岳遭難からの救出 (ヤマケイ文庫)

ドキュメント生還?山岳遭難からの救出 (ヤマケイ文庫)

 

  内容はいたって普通の山岳遭難のドキュメンタリー。実名を出しているとこが、リアリティの担保となっており、また、そこから教訓を導き出しているところが特徴。人は自力下山をしがちであり、冷静になりにくい。無理と思った時点でとどまらなければならない。そういう事がよく分かる事例集であった。

2

 

  また百合ものだが、外面と内面ギャップ、そして百合営業から始まる内面のざわめき。こんなタイトルだが百合度は緩め、またVtuber要素も舞台装置以上の役割はない。だが、軽くて読みやすい作品だった。

 

塀の中の懲りない面々 (文春文庫)

塀の中の懲りない面々 (文春文庫)

 

  よく聞いているが読んだことがなかったので読みました。現在では、囚人たちの生活環境は改善されてると聞いているが、この話はそれ以前の話。しかも、府中という累積犯を対象にした話のため、内容が濃く読み物としてもよく読めるものでした。特に、物相飯やペラを回すという言い回し、個性豊かな変人たち、看守も含めて、きっとリアルではお目にかかることができない話が詰め込まれており大変満足できる内容でした。

 

LiLium-百合アンソロジー・リリウム- Vol.1

LiLium-百合アンソロジー・リリウム- Vol.1

 

  またも来ました、百合アンソロジー。小説ばかり読んできた身としては、正直、内容が短いのがもったいなく感じる。絵が見れるのは利点だけど内容は駆け足にならざるを得ないのが(これは私がただたんにアンソロジーとの相性が悪いだけです)。

 しかし、内容は素晴らしいものばかりでテンプレ王道ひねったのまで何でもござれで、あー創作意欲がビンビンに刺激される!

 

  もし、今回の読み放題で一番読んでよかった作品はどれかと言われれば、これを上げたい。自分は地学に関しては生半可な知識しかないので理屈の批評はあまりできないのだが、作中で語られる科学的、理論的なシーンは緊張感があってよかった。何が良いかというと、こうした理屈付のシーンはどうしても理解できなかったり、間延びしがちなのだが、日本沈没というあまりにも壮大なスケールのため登場人物にその理論を説明するのも自然なことのように思えるし、また、気象学などの知識を含めて説明されるため門外漢の私から見てもわかりやすい。加えて、合間合間に挟まれる、地震火山津波の描写は圧巻のスケールで描かれており、既知の災害などを引用することによりリアリティを上げることに成功している。そして最後に何よりもこの小説のいいところは、日本という国がなくなっても、日本人で居られるかどうか?そういう哲学的な問いに対して、日本、ひいては、日本人をどうにかして生きながらえさせる、政治家、科学者、役人、一般衆中の姿があまりにも美しい!!名作はいつ読んでも名作なのだということが、理解できた!!

 6

  前のやつの続編、おそらくこれで最終巻(2巻ですけど)。前も話したとおり、あくまで、ゲーム内の転生のため、主人公が知識を先取りしているのも、それでうまくことが進んでしまうのも違和感がなくなっているのが好印象。加えて舞台装置としても、迫りくるエンディングがあるので時限爆弾ものと同様な適度な緊張感を出せるのもうまいと思った。しかし、今回は、先取りしているのにうまく行かない、知識があってもうまく行かないシーンが描かれていて、前回のらくらく感はなくなっていた。が、それ以上に、主人公の頑張りとヒロインのデレが強くなっており、むしろ私は二人がくっつく理由としてもうまくできていると感じた。加えて、すべての登場人物の行動や顛末にも意味があり、有効に活用されておるのが素晴らしい。まるで、上等なパズルを組み立てたようなスッキリとした印象を受けた。百合も百点、小説構成も百点!

FP3級の勉強についての覚え書き

FP3級を受験した際の勉強→受験までの流れを書く

  1. 受験の動機
     積立NISAのブログとか読んでて、「FP3級ならコスパも良い勉強になる」って書いてあったから。実際、勉強してみるとと基礎的なことは一通り書いてあるし、若い一般社会人であっても、保険や税務関係を勉強できるのは大きい。将来、何が役に立つかはわからないが、怪我や病気それに納税だけは確実に訪れるから腐りにくいと思う。
  2. 受験申し込みはPCからでもできる
     受験申し込みは7月4日にインターネットから申し込み。支払いもクレジット対応で簡単。メールも来るのでもしものときにも安心。
  3. FP3級は過去問だけでほとんどオーケー
     過去問を説いてみるとわかるのだが、ほとんど同じような問題が出てくる。例えば、相続税における「小規模宅地等についての相続税の課税価格の特例」や建築基準法における「容積率や建築面積の計算」は、比喩表現ではなくほぼ同じような問題が毎回出る。アマゾンで参考書と問題集を買ったが、少し高い買い物だった。

    みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

  4. 試験問題を過去三年分ぐらい解いて合格できる様になったら、頻出項目だけでも良いので教科書等で確認。アプリで繰り返しできるやつがあるのでおすすめ。

    https://apps.apple.com/jp/app/3%E7%B4%9Afp%E9%81%8E%E5%8E%BB%E5%95%8F%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E9%9B%86/id1257361566

  5.  受験時間は長い(途中で解き終わって出ていく人も多い)

  6. 計算機はコンビニで買えるタイプでも十分(計算機を忘れて昼飯と一緒にコンビニで買った)

表現の不自由展(あいちトリエンナーレ)の中止についてつらつらと書く2

fclbr.hatenablog.com

※この記事は前回の続きである

 この騒動が新たな展開を見せたのでつらつらと自分の意見を書いておく。

1.匿名のFAXの謎が明らかに

あいちトリエンナーレ津田大介芸術監督インタビュー|平和の少女像問題、そして「組織化したテロに屈した」という発言の真意語る - 骰子の眼 - webDICE

あの脅迫ファックスが来たのが2日の早朝です。脅迫ファックスが届いたと現場が大騒ぎになり、すぐに事務局はすぐ警察を呼びました。通報を受けてやってきた所轄の警察署員がファックスを見て、ヘッダーのところにある番号が5ケタだったため、「これだと発信者はわからないね」と、そっけない対応をされたそうです。(中略)5ケタの番号を解析したところ、オフィスの複合機ではなく、コンビニの可能性があるということがわかりました。コンビニの複合機は主にゼロックスを導入しているセブンイレブンと、それ以外のコンビニで多く使われているシャープの2つがあり、さらに解析すると、ゼロックスではなくシャープのヘッダーで、5ケタの番号はコンビニの店番号じゃないかということまでわかった。

 FAXは匿名化されたものではなく、この様子だと愛知県警の事実誤認から始まっているように思える。まぁ、他のメール等はTorを通されたりしていてわからんのは事実らしい。

2.調査委員からのトリエンリーナへの指摘

議事概要(あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 第3回会議) - 愛知県

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/256626_865255_misc.pdf

 もう、ここのブログで語りたかったことがここぞとばかりに書いてある。ここに展示された、作品についての表現の自由ヘイトスピーチの兼ね合いや、企画自体の改善点等が挙げられている。

 表現の自由との兼ね合いについては、作者への聞き取りや世間での印象などをすり合わせた結果、「表現の自由の範囲内だけど、解説はもっと充実させたほうが良いかもね」といった感じでまとめられている。運営について、特に芸術監督については結構厳し目に書かれている印象があった。

2015年の不自由展の拡大版を「あえて今回公立美術館で開くことに意義がある」と不自由展実行委員会と当初から合意していたが、(中略)愛知県美術館での展示を強行した。このことはジャーナリストとしてはもしかすると 長い眼で見た時にひとつの業績になりえるかもしれない。 しかし、税金でまかなわれる県の施設を使用する芸術監督に求められるべき当然の分別、あるいはINTEGRITY (高潔さ)を著しく欠いた行為であり、違法ではないが到底、県民の理解はえられない。

  ここを読んだときに、「違法ではないが不適切」って言う言葉が頭をよぎりました。

 まだ検証委員会は続くみたいなのでちょくちょく見ておきたい。

3 補助金についての見解

あいちトリエンナーレに対する補助金の取扱いについて | 文化庁

補助金申請者である愛知県は,展覧会の開催に当たり,来場者を含め展示会場の安全や事業の円滑な運営を脅かすような重大な事実を認識していたにもかかわらず,それらの事実を申告することなく採択の決定通知を受領した上,補助金交付申請書を提出し,その後の審査段階においても,文化庁から問合せを受けるまでそれらの事実を申告しませんでした。 

  やっぱり、展示内容が問題ってわけじゃないんですよね。もちろん、進行中なのに決定が出るのがおかしいってのも意見としてあるけど、お役所っていうのは書いてあることが全てなんですよね。だから、企業とかだとこういう資料作りが強い人が居たりするけど、ノウハウが足りなかったのかもしれません。