ブルアカ考察 パヴァーヌ2章をどう受容するか その4-1

 もしこの考察から読まれる方はその0からどうぞ。その1〜その3は長いのでその0だけでも大丈夫かと思います。

 

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考察その4です


 その1~その3の考察では、パヴァーヌ2章の不自然さを時間不足に原因を求め、一旦結論を出しました。しかし、これは整合性はありますが、全く未来志向ではありません。


 当初は、その4の考察の内容として、他の考察を読んだ複数の方からの要望もあったので、シナリオの不自然さを一つ一つを指摘して、「ここを直せば歪みがなくなる」といった内容を書いていました。しかし、「パヴァーヌ2章を改変していくと、特殊作戦、最終編までを改変しなくてはならなくなる」「締め切りの過ぎた他人のレポートを添削しているようで苦痛」「第一、シナリオ自体が出てしまってからこんな作業をしても無駄」といった気分で筆が進みませんでした。
 また、シナリオ批判ばかりで、対案もなく実りがありません。


 そこで、今回の考察ではパヴァーヌ2章をどうすれば受容できるかについて検討を行います。そして、将来のシナリオで、「先生もミスを犯すものだ」として描かれるための伏線であったとしてパヴァーヌ2章を受容していきます。そして、この自分の発案に対して批判を行います。
 もちろん、これは私がどうにかしてパヴァーヌ編2章を受容するために、希望と予想をあわせたものであり、運営の考えと大きく違う可能性があります。加えて、未来の話ですから根拠が薄い箇所がいくつかあります。正直なところ、信者の擁護とかわりないものです。

 ですが、考察のその3で指摘したとおり、運営もテキストの多義的解釈を許してくれているので、運営は許してくれるでしょう。というか、調月リオが失踪してそろそろ1年なので運営は情報を出してください。調月リオを好きな先生は私より長くこの苦しみに耐えてるのか・・・。

先生方の多様で多層的な解釈こそ、「ブルーアーカイブ」を有意義に生き生きとさせる原動力です。よろしくお願いします。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか パヴァーヌ2章はなぜ歪んだか その3 - fclbrのブログ

 そのため記事の構造として、「パヴァーヌ2章がどうなら受け入れられたか」「パヴァーヌ2章自体への指摘」「運営の考えなどを推察しながら、未来のイベントを予想する一般的な考察」、そしてその考察をもとに「先生の過ちと救済を意識して描いたものなのであるという伏線である」
 筆がのらずに書いた部分だけで分量が多くなったのでそのまま上げます。

 後半に、パヴァーヌ2章をミスあるものとして捉え、それを未来への伏線として受容し、シナリオを予想します。

後半のリンクをここに貼る。

 

0 副産物

 一応、過去をどのように改変したら受け入れられるかについて書いておきます。

・改変1 2度目の対話を改変

 「無用な責任を背負わせてしまったね」

 「けれども、先生として大切な生徒であるアリスをー」

 「苦しい選択肢を選んだリオを救いたい」

 「だから、その責任を大人に背負わせてほしい」

 「そして、全員を救うのを手伝ってほしい」

・理由

 そもそも、「周りを頼るべきだった」というのは、私も肯定していますが(セミナーへの相談なしやヒマリへの早すぎる拘束はミスに含めていますし)、それが最良の指導であったかというとかなり疑問です。

 「周りを頼るべきだった」→「ユウカ・ノアが何故か外部電源を落とせる」→「ヒマリの策でKEYが沈静する」→「ね?だから周りを頼るべきだったんだよ?」と言われても、「いや、偶然だよりの解決策を示されても納得できない(行動変容できない)」というのが私の感想でした。最終編でも、「戦力になるはずのトキがなぜか孤立している(色彩ボスに参加しない?)」「助けに来たのはセイアの勘(初出)」等、どうしても偶然だよりというのが否めません。

 ちょっと蛇足になるのですが、チヒロの通信が途切れるのにユウカたちの通信は電源を切る前から安定しているのはなぜか、そもそも、電源が外部から切れるのか?とか、デカグラマトンのときは電源落としても駄目だけど、今回は通るのはなぜなんだとか、VR装置自体が未知のアリスに適応できるのだとか。

 また、以前の考察で触れたとおり、先生への相談が難しかったことを踏まえて考えれば、双方に落ち度があったという形のほうが、不均衡さにかける以前の形よりは受け入れやすいです。

 なので、主軸に「アリスとリオを救いたいという先生の姿勢」を置き、「他人を頼ることを「手伝い」という形で伝える」をサイドに添える形で対話が欲しかったです。

 加えて、アリス回収の際の1度目の対話で失敗していることから、2度目でアプローチを変えたという形にしました。

 そもそも、一度目の対話が正しいものだとしても(私は思いませんが)、実際のところリオの説得に失敗しているのならば、先生の対話の姿勢を変更したほうが自然に思えます。

 先生が生徒に対して、様々な姿勢で対話を行うことを考えれば、一人の生徒に対しても様々なアプローチを取るほうが自然と考えました。

・改変2 リオへの理解者を増やす

 アリス回収後の情報共有シーンで、リオの意図も伝える。

 皆が「アリスを助けること」と「世界が滅亡すること」に葛藤するも、モモイが「同じミレニアム生であるリオもアリスも助ける」というワガママな回答を選ぶ。先生はワガママな回答を通すために皆に力を貸してほしいとお願いをする。

 皆もリオも同じ大切なミレニアム生であると認識を一致させ、助けに行くことを決意する。この時点でヒマリと合流し、独力だと難しいが「皆と協力すれば、危険性が伴いつつも全員が助けれる選択肢」としてダイブ装置の選択肢を示し、各人が分かれてエリドゥに向かう。

・理由

 1つ目

 まず、あのシーン自体が先生が頼りなく、また、パヴァーヌ2章はモモイが主人公のようで、先生の影が薄く感じます。

黙る選択肢を選ばさないでほしい。「先生」が「私」というなら行動させろ。

 なので、先生のフォローとして「モモイのワガママな回答を応援するために、先生が葛藤する生徒たちに力を貸してほしいとお願いをする」という役割をもたせます。

 対策委員会でも、イオリにお願いに行くシーンもありますし、先生の行動原理からも外れないはずです。 

 2つ目

 リオ側の意図に思いを巡らせるのが、ノアが多少行動について言及するぐらいであり不自然でした。

 例えば、アリスの暴走を知り、ユウカが「そういえば、入部の問答も不自然だし、急に入部希望者が出るのも変だったわね」、エンジニア部が「レールガンの時に推察したとおり、戦闘用の機体なのでは?」、ヴェリタスが「アリスの不正入学作ったけど、どうしてなんだろう?」、また「合理的な会長がこんな強引に事を進めるなんて、なにか事情があるんだろうか?」といった疑念を、誰も想起しないことにあります。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その1 - fclbrのブログ

 そのため、情報共有を行った際に葛藤をさせて、各人が理性を重んじるミレニアム生というキャラと、それでもアリスを救いたいというごくごく当然の感情を両立させますさせます。

 また、ここで情報共有を行うことで、最終編でのアリスの自己犠牲シーンでの情報共有されてない問題を解決させます。

 3つ目

 リオは会長であるのに、世界を守るためという重大な判断を理解されるシーンがありませんでした。そこで、しっかりと情報共有を行い、リオの判断にも理解を示します。そして、ミレニアムだけではなく、世界を守るために難しい選択肢を取ったリオを助けるという形で、リオの理解者を増やします。

 もともと、最終編でもアリスはリオの行動に対して理解を示していたので、この時点で、同じミレニアム生の生徒たちにリオの考えが、理解されても多分矛盾はないはずです。

 4つ目

 前述の通り、解決策が偶然だよりという批判を回避するためにこの時点で、ヒマリを合流させます。加えて「皆が協力すれば解決する選択肢」としてダイブ装置を出しておきます。この時点で出しておけば唐突感を抑えれます。

 また、リオに気付かれないように別ルートでダイブ装置を運ばせる役割を、エイミとヒマリに任せることで、道中描写をカットできます。

 加えて、「リオがダイブ装置を選ばなかったのは危険性があり皆を巻き込みたくなかったから」と理由付けることでリオへのフォローを入れ、「危険性があってもアリスもリオも助けたい」という周りの皆を描写をすることで、優しさゆえのすれ違いという形にします。

 5つ目

 この時点でヒマリと合流させておくことで、「なぜユウカたちが外部電源の位置を知っているのか」「ヒマリから事情を聞いていないのに先生が「誰にも相談しなかった」という指摘を行う」といった疑問を解決させておきます。

・改変3 リオを失踪させない

・理由

 2回も失踪させて、先生が探しもしないのは流石に擁護し難いので、失踪自体を消しておきます。トリニティのように内部裁判しても良いし、反省部屋送りでもいいのでリオを存在させておきます。反省中という形を取れば、アプローチがなくても先生へのスタンスを守れます。

セミナーは探してるんだよね

 誰も言及しなければ、描写されてないだけで先生も探していると行間を読んで言えそうですが、セミナーが探す描写があるせいで、描写がない先生はしていないように読み取れてしまいますからね。

 また、無名の司祭関連故にシナリオにリオを残しにくいとしても、「反省部屋送り」「危険性があるので大人に任してほしい」という形で、KEY関連のシナリオが来るまでリオを一時的に隔離させることも可能なのでそうしてほしいなと思います。

 反省部屋送りでもコユキと一緒に最終編では出すことは可能ですので、多分支障はないかと思います。

・改変4 トキの内心→加入に尺を取る

・理由 

 改変というかもうこのあたりになると、ほとんど無から有を錬成させるレベルになるんだけど、もっと描写がほしいです。

 例えば、他の生徒の過去は(個人的には欲しいのですが)メインシナリオには関係がないから、描写がないのは納得ができます。

 ただ、トキに関しては「リオに賛同していた」が「なぜか味方陣営にいる」上に「ヒマリからリオにトキの扱いについて叱責がある」など、過去が重要な役割を担っています。

 また、過去がどうであれ、トキがリオに賛同して行動を起こしているのに、リオと同じように何かしら指導がいかないのは、逆にリオに手厚く、トキにはノータッチという不均衡さがあります。

 

 一応、私の解釈を乗せておきます。

 トキの過去について

・トキが留年しているということはアカネとは同級生。だけど、面識がないということは、かなり早い段階(つまりリオが2年生、トキが1年生の時点)でリオとトキが出会い、専属ボディガードになる必要がある。

・もちろん、ミレニアムが大きな学校で生徒人数が多いために面識がない可能性もあるが、同じく1年留年組のユズが、半年完全に引きこもりであるのに、初対面の人が居ない。よって、トキを知る人が居ないのは学校に来れていなかったからではないかと推測します。

・カリンの絆から察するにC&Cは本人の意思での入部が基本なので、トキが入部希望者としてきた時に、忙しいリオ会長が最初の相手とは考えにくい。

・むしろ、問題児のコユキの才能を見抜いてセミナーに抜擢する慧眼を考えれば、何らかの事情で学校に登校することができず、留年してしまったトキと2年の時点で会長のリオが出会い、トキの適性を見抜いて特別扱いにしたとも考えられる。

 トキからリオの内心について

・トキがリオに仕えていた理由については、内心が語られていない以上わからないが、トキの自由意志であったと考えられる。

・そもそも「先生を非常通報装置で呼び出すぐらい自由人」「(開発者コメンタリー曰く)図々しく近寄ってきて、さり気なく座っていられるそんなキャラ」と呼ばれているトキに何かしら強制力を働かせるのは困難。

・絆ストーリーを見る限り、留年しようが「メイド」として仕えられるならそれで良いと言う辺り、特別扱いを餌に言うことをきかせたとは考えにくい。

・本当に餌にしているなら留年を取り消すはず。

・そもそも、絆を見る限りは留年した後にリオに会っているはず。

・むしろ、「留年?別に良い」と気にしないトキに、本人の適性もあり、トキのストイックさを活かせるメイドというものを教えたのではないか?

・幸いにもC&Cはトキにもピッタリの部活ですし、リオが提案したのでは?

・トキ自体が完璧なメイドを目指し自己研鑽してるタイプで、リオもゴリゴリの合理的超人なのでの相性も良く、むしろ共感と恩義から仕えていたのではないか?

・例えば、トキの贈り物は「1日3回ダンベルセット」「ペロロの腹筋ローラー」「O-フィット」「百科事典」「ザ・サプリメント」で、想像以上にストイックで自己研鑽を怠らない事がわかる。

・加えて、ヒマリが言うように「トキに友好関係を持つことを禁じた」との見解も、トキがリオと同じ自己研鑽タイプだったから、トキ自身が友人を作る必要性を感じなかった。もしくは、絆を見るに友好関係自体を築く築かない以前に友好というものを理解できていなかったのではないか?

・むしろリオがトキから「友好関係を築くことが難しく感じる」と相談されたなら、リオは悪意なく「難しいなら築く必要はないし、自身が完璧であることで補えば良い」と答えるだろう。それがヒマリに伝聞の形で伝わっただけでは?

・また、本当に望まないのならシナリオでも絆でもアリスとの対面でも「本当はしたくなかった」と発言させればよいので、ないということはやっぱり賛同よりだったんじゃないかなぁとは思う。

・改変5 横領設定を消す

 伏線もなく横領を出すのは不自然です。せめて、バニーチェイサーのイベントで計算が合わなくて、コユキに全部思い出すように詰め寄るシーンなどがないと正直浮いています。

 それにエリドゥが大きすぎる。流石に横領でも無理がないですかね?

 また、大きな都市であれば秘密にするのも難しいですし、特に資材搬入のルートも存在するならば、リオ単独で隠し通すこと自体に無理があるように思えます。

 ※エリドゥは、ゲーム上の挿絵大きく見えている説もあったのですが、「最終編でホドと戦えるだけのスペース」「周辺住民の避難も行える」「隔壁で分離できるだけのスペース」を考えると流石に大きすぎるかと思います。

 それにあまりにも横領の額が大きすぎると、気付かないノアやユウカ、そしてそのセミナーの情報独占に対抗して作られたヴェリタスさえも気付かないのが不自然。

 というか、率直に言って賢くないように見えるのが良くないと思います。

 エリドゥの建設は横領したお金で行い、特異現象捜査部の活動資金だけ、きれいなお金で支援したというのは、ちょっと無理がありませんか?

 横領した活動資金を使っていること自体は問題なく、依頼されて活動してるだけで、その元手まで責任を負う必要はないから・・・と言いたいところですが、ヴェリタス所属の明星ヒマリだけは、その不正を指摘する立場にある以上、「横領について黙認していた」「横領に気づけない監視役」のどちらかは背負わないといけないように思えます。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その2 - fclbrのブログ 

 考えてみると横領の指摘は、C&Cとユウカがしてるだけだから、勘違いでした!で消さない??

 エリドゥとか特異現象操作部の活動資金は、調月リオが各務チヒロみたいに企業の難題解決したりしてお金稼いだりとか、懸賞金問題を解いたとかのほうが良くない???

 そのほうが、調月リオが明星ヒマリと対になるぐらい有能だったよ!ていうエピソードにもなるし、せっかく自己紹介で千年難題について触れてるので、そういうふうに補完すればいいんじゃないかなぁ・・・。

 そうすれば過去の掘り下げにもなりますよね? 私財を持ち出してエリドゥ作ってたことにすれば、調月リオの自己犠牲的な献身が表現されてヘイトも収まるし、明星ヒマリの横領黙認疑惑も消えるし、セミナーにも戻りやすくなるしいい事だらけじゃん!!と思うんですがどうでしょうか?

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その2 - fclbrのブログ

・改変6 KEY封印のシナリオ

 改変1〜改変5とは違い、「パヴァーヌ2章自体が生徒に悪役を任せることで難しくなっているのだからKEYに悪役を任せる」という改変案です。

 ブルアカのリアルイベントでは生徒たちと写真を撮れるイベントがあり、立ち絵がある生徒とは全員撮れる形式になっていました。

 逆に一緒に撮れないのは大人陣営などで、KEYも撮れない陣営に入っていました。

 運営的にも生徒ではない(?)判断なので、敵側に置いても運営との解釈が違うことはないでしょう。

 改変案

・最初のリオとヒマリの対話に先生を同席、連邦生徒会からの情報を提供する(会議自体は様子見で結論付ける)

・ヴェリタスとC&Cには、「無名の守護者を学園に入れないように」という指示を出していたことにする。

・アリスと無名の守護者の接触は、廃墟から地下通路を通じて接触したという形にする。

・見逃した理由は、「デカグラマトンとアリスは無関係ではある」という事実に気を取られ、デカグラマトンにハッキングされたホドが、ケセドのいる廃墟へ移動するために作った地下通路を見逃したためにする。

・偶然C&Cが通りがかったのではなく、監視していたからアリスの異変に気づけた形にする。

・モモイは昏睡ではなくケガ、アリスは部室に引きこもる。

・アリス回収をしようとするリオとヒマリが部室で対立、先生が仲介に入る。ゲーム部にアリスのフォローを頼み、アリスの騒動を知って集まったミレニアム生たちとどうするかを会議する。

・アリスへのフォローが終わったあとのモモイに「アリスは仲間でミレニアム生である」の言葉を出してもらい「KEYにどのように対処するか」が議論のメインになる。

・また、ユズのゲームクリエイターの観点から「KEYは元々外部デバイスに入っていたのだから、外部に十分な容量を用意すればKEYをアリスから取り出せるのでは?」とゲームと絡めて提案させる。

・作戦として「KEYがエリドゥを乗っ取るために表に出てきたところを叩く」を実行する。

・KEYに作戦を悟られないように、リオ、ゲーム部、トキ、ネルは部室で一芝居うちKEYに「リオが独断でエリドゥに連れて行った」と思わせる。また、エリドゥがKEYにとって好都合なロケーションであることを、芝居の中でKEYに聞かせておく。

・エリドゥに到達し、KEYが乗っ取るために出てきたところで作戦開始

セミナーが外部電源、エリドゥの隔壁の操作

・C&Cとトキ、アヴァンギャルドはKEYに呼応した無名の守護者の対応

・ヴェリタスは「鏡」なども用いてKEYのエリドゥへのハッキングを対応

・エンジニア部と特異現象捜査部は、特性のダイブ装置を用意

・ゲーム部はリスクを取ってアリスの深層に接触

・先生は、ゲーム部がダイブ装置に入るのを見守り、最悪のケースに備えてオーパーツであるKEYに干渉できるように「大人のカード」を準備するシーンを入れる(エデン条約への伏線もいれる)

・アリスからKEYを追い出し、キーホルダーの外部デバイスにいれる。

・最後の章タイトルは「ミレニアムサイエンススクール」のままでOK、なんで調月リオが居ないのに「ミレニアムサイエンススクール」のタイトルを付けたんですかねぇ。

 理由
・アリス=key=脅威ではなく、「可愛い後輩」=「アリス」、「終焉をもたらす脅威」=「key」にすれば、物語上の対立も起こらない。

 元々、アビエシェフが禁じられた技術を使った兵器なのに、c&cに攻略されたり、「鏡」アヴァンギャルド君以降は使われなかったりと、どちらもスペックに対して、成果が小さい。二つ組み合わせて終焉を防いだなら大金星だし、keyも滅ぼされた訳ではない(むしろ最初の状態に戻っただけな)ので、格を落とさなくても済む。

・キーホルダーのKEYとゲーム部たちが仲良くする描写を先に入れておく。

 例えば、KEYが過去の関するも、ゲーム部はよくあるゲームの設定を話しているとスルーするとかでも良いし、シナリオ的に喋らせにくいのなら「あくまでKEYは兵器として作られたので有効な情報を持ち合わせていない」「むしろ、KEYもアリスと同じようにゲームを楽しみ始める」でも良い。

1 パヴァーヌ2章自体への指摘

 パヴァーヌ2章において、先生に頼るにも頼りにくい状況であったことは、以前の考察でも指摘済みですが、「先生に頼ればすべて解決したのか?」については論じていませんでした。

 そこで、先生の力、ここでは大人の力を借りれば自体は好転したか?について書いておきます。

 ただ、実際のところ、真実はシナリオライターのさじ加減なのでここについては疑問を書くだけにしておきます

1-1 先生の力を使う理由について

 さて、パヴァーヌのシナリオ中で、先生の力を使うとすれば理由は2つあります。

 1つ目は「アリス破壊を防ぐため」、2つ目は「KEYによる終焉を防ぐため」に分けられます。

 2つについて、以下の点から急いで止めなければならない理由があります

・アリス破壊やキヴォトス終焉も非可逆で、元には戻せない。

・先生は、他に事情を知るヒマリとも会話しておらず、「何を根拠〜」というように、手段やどのくらいの時間猶予があるかも知らない。

 

・また、「キヴォトスでは簡単に死なない」という常識も、エデン3章で「ヘイローを破壊する爆弾」というアイテムが出てくる上に、リオも禁じられた技術を持っている以上、使用する可能性がどうしてもある(先生が事情を知らないなら、なおさら疑いを持っても良い)

・KEYによる終焉も情報不足であり、終焉に至らずともモモイのように誰かが被害に合う可能性も十分にある。すでに一回暴走済みという過去もあるし、キヴォトス人が2日間意識を失うというのも十分な被害。

1-2 介入タイミングについて

 1で述べたとおり、いつもは生徒の力を信じて解決する先生にとっても、急がねばならない理由がいくつかあることを示しました。次に、いくつか介入タイミンがあることを示します。ただ、先生の判断基準がわからない以上、疑問止まりにはなりますが、打つ手がないように見えるシーンを挙げておきます。

1-2-1 アリス回収

 味方生徒が全員制圧され、アリスの心も折れるシーン。説得も失敗し、アリスは回収される。

1-2-2 アヴァンギャルドくんの負けイベ

 先生が指揮する中で初めての負けイベ。C&Cと別行動なのもバレており打つ手がない。実際には、(頼んだわけではないけど)スミレが「鏡」を持ってきて解決。

1-2-3 KEY起動

 ヴェリタスとの通信断絶。KEY起動で終焉の危機。

実際は、外部電源を落として、脳内へのダイブで止める。

1-3 先生の力について

 最後に先生の力について疑問を書いておきます

1-3-1 そもそもKEYに対抗できるのか

対抗で来るかはわからないが、一応理由は書いておきます。

ここらへんは運営のさじ加減というか、メタ読みをすると「先生の力が最強にするとお話に緊張感ないじゃん?」で剥がされる可能性もあるし、なんとも言えない。

対抗できるできる理由

・デカグラマトンの時に、アロナはくしゃみで撃退できるぐらい強い

・最終編でも、タワーがなくなっても先生だけが残ってればなんとかなるらしい

・そもそも、ケセド自体がKEYの兵器工場を乗っ取った結果なのでKEYは弱い?

対抗できない理由

・プレ先生は、無名の司祭に色彩込みとはいえ負けてこの世界に来ている。先生にも多分弱点?はある。

・アロナガードが剥がれた原因は、直接的にはミサイル(オーパーツ)であり、また最終編の先生に負担をかけたのは方舟(オーパーツ)。オーパーツであるKEYであれば先生にもダメージが入る?

・ケセドに工場が乗っ取られたのは事実でも、未起動のアリスは無事。アロナのように未起動でも撃退できるぐらい強い可能性も?

よくわからないところ

・一緒にアリスの脳内にダイブしてたけど、先生の力って脳内ダイブ中でも使えるのか?

・そもそも、KEYに対抗と言ってもカードを使って生徒を呼び出してもアリスの体を攻撃することになる。何かしら、例えば「タブレットを使って精神にアクセスし、KEYを封印できる」とかができるのだろうか?

・もし、何かしら封印の措置ができるのなら、騒動が終わった後に、封印措置をしてもよいのでは?「生徒個人では対応が難しい(KEYの有無さえわからない)」「再びKEYに乗っ取られる可能性があるし、本人たちもその自覚がある」のだから、不安を取り除くために力を使ってよいのではないか?

 

以上です。次にパヴァーヌ2章の受容について書きます。

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