ブルアカ考察 パヴァーヌ2章をどう受容するか その4-1

 もしこの考察から読まれる方はその0からどうぞ。その1〜その3は長いのでその0だけでも大丈夫かと思います。

 

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考察その4です


 その1~その3の考察では、パヴァーヌ2章の不自然さを時間不足に原因を求め、一旦結論を出しました。しかし、これは整合性はありますが、全く未来志向ではありません。


 当初は、その4の考察の内容として、他の考察を読んだ複数の方からの要望もあったので、シナリオの不自然さを一つ一つを指摘して、「ここを直せば歪みがなくなる」といった内容を書いていました。しかし、「パヴァーヌ2章を改変していくと、特殊作戦、最終編までを改変しなくてはならなくなる」「締め切りの過ぎた他人のレポートを添削しているようで苦痛」「第一、シナリオ自体が出てしまってからこんな作業をしても無駄」といった気分で筆が進みませんでした。
 また、シナリオ批判ばかりで、対案もなく実りがありません。


 そこで、今回の考察ではパヴァーヌ2章をどうすれば受容できるかについて検討を行います。そして、将来のシナリオで、「先生もミスを犯すものだ」として描かれるための伏線であったとしてパヴァーヌ2章を受容していきます。そして、この自分の発案に対して批判を行います。
 もちろん、これは私がどうにかしてパヴァーヌ編2章を受容するために、希望と予想をあわせたものであり、運営の考えと大きく違う可能性があります。加えて、未来の話ですから根拠が薄い箇所がいくつかあります。正直なところ、信者の擁護とかわりないものです。

 ですが、考察のその3で指摘したとおり、運営もテキストの多義的解釈を許してくれているので、運営は許してくれるでしょう。というか、調月リオが失踪してそろそろ1年なので運営は情報を出してください。調月リオを好きな先生は私より長くこの苦しみに耐えてるのか・・・。

先生方の多様で多層的な解釈こそ、「ブルーアーカイブ」を有意義に生き生きとさせる原動力です。よろしくお願いします。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか パヴァーヌ2章はなぜ歪んだか その3 - fclbrのブログ

 そのため記事の構造として、「パヴァーヌ2章がどうなら受け入れられたか」「パヴァーヌ2章自体への指摘」「運営の考えなどを推察しながら、未来のイベントを予想する一般的な考察」、そしてその考察をもとに「先生の過ちと救済を意識して描いたものなのであるという伏線である」
 筆がのらずに書いた部分だけで分量が多くなったのでそのまま上げます。

 後半に、パヴァーヌ2章をミスあるものとして捉え、それを未来への伏線として受容し、シナリオを予想します。

後半のリンクをここに貼る。

 

0 副産物

 一応、過去をどのように改変したら受け入れられるかについて書いておきます。

・改変1 2度目の対話を改変

 「無用な責任を背負わせてしまったね」

 「けれども、先生として大切な生徒であるアリスをー」

 「苦しい選択肢を選んだリオを救いたい」

 「だから、その責任を大人に背負わせてほしい」

 「そして、全員を救うのを手伝ってほしい」

・理由

 そもそも、「周りを頼るべきだった」というのは、私も肯定していますが(セミナーへの相談なしやヒマリへの早すぎる拘束はミスに含めていますし)、それが最良の指導であったかというとかなり疑問です。

 「周りを頼るべきだった」→「ユウカ・ノアが何故か外部電源を落とせる」→「ヒマリの策でKEYが沈静する」→「ね?だから周りを頼るべきだったんだよ?」と言われても、「いや、偶然だよりの解決策を示されても納得できない(行動変容できない)」というのが私の感想でした。最終編でも、「戦力になるはずのトキがなぜか孤立している(色彩ボスに参加しない?)」「助けに来たのはセイアの勘(初出)」等、どうしても偶然だよりというのが否めません。

 ちょっと蛇足になるのですが、チヒロの通信が途切れるのにユウカたちの通信は電源を切る前から安定しているのはなぜか、そもそも、電源が外部から切れるのか?とか、デカグラマトンのときは電源落としても駄目だけど、今回は通るのはなぜなんだとか、VR装置自体が未知のアリスに適応できるのだとか。

 また、以前の考察で触れたとおり、先生への相談が難しかったことを踏まえて考えれば、双方に落ち度があったという形のほうが、不均衡さにかける以前の形よりは受け入れやすいです。

 なので、主軸に「アリスとリオを救いたいという先生の姿勢」を置き、「他人を頼ることを「手伝い」という形で伝える」をサイドに添える形で対話が欲しかったです。

 加えて、アリス回収の際の1度目の対話で失敗していることから、2度目でアプローチを変えたという形にしました。

 そもそも、一度目の対話が正しいものだとしても(私は思いませんが)、実際のところリオの説得に失敗しているのならば、先生の対話の姿勢を変更したほうが自然に思えます。

 先生が生徒に対して、様々な姿勢で対話を行うことを考えれば、一人の生徒に対しても様々なアプローチを取るほうが自然と考えました。

・改変2 リオへの理解者を増やす

 アリス回収後の情報共有シーンで、リオの意図も伝える。

 皆が「アリスを助けること」と「世界が滅亡すること」に葛藤するも、モモイが「同じミレニアム生であるリオもアリスも助ける」というワガママな回答を選ぶ。先生はワガママな回答を通すために皆に力を貸してほしいとお願いをする。

 皆もリオも同じ大切なミレニアム生であると認識を一致させ、助けに行くことを決意する。この時点でヒマリと合流し、独力だと難しいが「皆と協力すれば、危険性が伴いつつも全員が助けれる選択肢」としてダイブ装置の選択肢を示し、各人が分かれてエリドゥに向かう。

・理由

 1つ目

 まず、あのシーン自体が先生が頼りなく、また、パヴァーヌ2章はモモイが主人公のようで、先生の影が薄く感じます。

黙る選択肢を選ばさないでほしい。「先生」が「私」というなら行動させろ。

 なので、先生のフォローとして「モモイのワガママな回答を応援するために、先生が葛藤する生徒たちに力を貸してほしいとお願いをする」という役割をもたせます。

 対策委員会でも、イオリにお願いに行くシーンもありますし、先生の行動原理からも外れないはずです。 

 2つ目

 リオ側の意図に思いを巡らせるのが、ノアが多少行動について言及するぐらいであり不自然でした。

 例えば、アリスの暴走を知り、ユウカが「そういえば、入部の問答も不自然だし、急に入部希望者が出るのも変だったわね」、エンジニア部が「レールガンの時に推察したとおり、戦闘用の機体なのでは?」、ヴェリタスが「アリスの不正入学作ったけど、どうしてなんだろう?」、また「合理的な会長がこんな強引に事を進めるなんて、なにか事情があるんだろうか?」といった疑念を、誰も想起しないことにあります。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その1 - fclbrのブログ

 そのため、情報共有を行った際に葛藤をさせて、各人が理性を重んじるミレニアム生というキャラと、それでもアリスを救いたいというごくごく当然の感情を両立させますさせます。

 また、ここで情報共有を行うことで、最終編でのアリスの自己犠牲シーンでの情報共有されてない問題を解決させます。

 3つ目

 リオは会長であるのに、世界を守るためという重大な判断を理解されるシーンがありませんでした。そこで、しっかりと情報共有を行い、リオの判断にも理解を示します。そして、ミレニアムだけではなく、世界を守るために難しい選択肢を取ったリオを助けるという形で、リオの理解者を増やします。

 もともと、最終編でもアリスはリオの行動に対して理解を示していたので、この時点で、同じミレニアム生の生徒たちにリオの考えが、理解されても多分矛盾はないはずです。

 4つ目

 前述の通り、解決策が偶然だよりという批判を回避するためにこの時点で、ヒマリを合流させます。加えて「皆が協力すれば解決する選択肢」としてダイブ装置を出しておきます。この時点で出しておけば唐突感を抑えれます。

 また、リオに気付かれないように別ルートでダイブ装置を運ばせる役割を、エイミとヒマリに任せることで、道中描写をカットできます。

 加えて、「リオがダイブ装置を選ばなかったのは危険性があり皆を巻き込みたくなかったから」と理由付けることでリオへのフォローを入れ、「危険性があってもアリスもリオも助けたい」という周りの皆を描写をすることで、優しさゆえのすれ違いという形にします。

 5つ目

 この時点でヒマリと合流させておくことで、「なぜユウカたちが外部電源の位置を知っているのか」「ヒマリから事情を聞いていないのに先生が「誰にも相談しなかった」という指摘を行う」といった疑問を解決させておきます。

・改変3 リオを失踪させない

・理由

 2回も失踪させて、先生が探しもしないのは流石に擁護し難いので、失踪自体を消しておきます。トリニティのように内部裁判しても良いし、反省部屋送りでもいいのでリオを存在させておきます。反省中という形を取れば、アプローチがなくても先生へのスタンスを守れます。

セミナーは探してるんだよね

 誰も言及しなければ、描写されてないだけで先生も探していると行間を読んで言えそうですが、セミナーが探す描写があるせいで、描写がない先生はしていないように読み取れてしまいますからね。

 また、無名の司祭関連故にシナリオにリオを残しにくいとしても、「反省部屋送り」「危険性があるので大人に任してほしい」という形で、KEY関連のシナリオが来るまでリオを一時的に隔離させることも可能なのでそうしてほしいなと思います。

 反省部屋送りでもコユキと一緒に最終編では出すことは可能ですので、多分支障はないかと思います。

・改変4 トキの内心→加入に尺を取る

・理由 

 改変というかもうこのあたりになると、ほとんど無から有を錬成させるレベルになるんだけど、もっと描写がほしいです。

 例えば、他の生徒の過去は(個人的には欲しいのですが)メインシナリオには関係がないから、描写がないのは納得ができます。

 ただ、トキに関しては「リオに賛同していた」が「なぜか味方陣営にいる」上に「ヒマリからリオにトキの扱いについて叱責がある」など、過去が重要な役割を担っています。

 また、過去がどうであれ、トキがリオに賛同して行動を起こしているのに、リオと同じように何かしら指導がいかないのは、逆にリオに手厚く、トキにはノータッチという不均衡さがあります。

 

 一応、私の解釈を乗せておきます。

 トキの過去について

・トキが留年しているということはアカネとは同級生。だけど、面識がないということは、かなり早い段階(つまりリオが2年生、トキが1年生の時点)でリオとトキが出会い、専属ボディガードになる必要がある。

・もちろん、ミレニアムが大きな学校で生徒人数が多いために面識がない可能性もあるが、同じく1年留年組のユズが、半年完全に引きこもりであるのに、初対面の人が居ない。よって、トキを知る人が居ないのは学校に来れていなかったからではないかと推測します。

・カリンの絆から察するにC&Cは本人の意思での入部が基本なので、トキが入部希望者としてきた時に、忙しいリオ会長が最初の相手とは考えにくい。

・むしろ、問題児のコユキの才能を見抜いてセミナーに抜擢する慧眼を考えれば、何らかの事情で学校に登校することができず、留年してしまったトキと2年の時点で会長のリオが出会い、トキの適性を見抜いて特別扱いにしたとも考えられる。

 トキからリオの内心について

・トキがリオに仕えていた理由については、内心が語られていない以上わからないが、トキの自由意志であったと考えられる。

・そもそも「先生を非常通報装置で呼び出すぐらい自由人」「(開発者コメンタリー曰く)図々しく近寄ってきて、さり気なく座っていられるそんなキャラ」と呼ばれているトキに何かしら強制力を働かせるのは困難。

・絆ストーリーを見る限り、留年しようが「メイド」として仕えられるならそれで良いと言う辺り、特別扱いを餌に言うことをきかせたとは考えにくい。

・本当に餌にしているなら留年を取り消すはず。

・そもそも、絆を見る限りは留年した後にリオに会っているはず。

・むしろ、「留年?別に良い」と気にしないトキに、本人の適性もあり、トキのストイックさを活かせるメイドというものを教えたのではないか?

・幸いにもC&Cはトキにもピッタリの部活ですし、リオが提案したのでは?

・トキ自体が完璧なメイドを目指し自己研鑽してるタイプで、リオもゴリゴリの合理的超人なのでの相性も良く、むしろ共感と恩義から仕えていたのではないか?

・例えば、トキの贈り物は「1日3回ダンベルセット」「ペロロの腹筋ローラー」「O-フィット」「百科事典」「ザ・サプリメント」で、想像以上にストイックで自己研鑽を怠らない事がわかる。

・加えて、ヒマリが言うように「トキに友好関係を持つことを禁じた」との見解も、トキがリオと同じ自己研鑽タイプだったから、トキ自身が友人を作る必要性を感じなかった。もしくは、絆を見るに友好関係自体を築く築かない以前に友好というものを理解できていなかったのではないか?

・むしろリオがトキから「友好関係を築くことが難しく感じる」と相談されたなら、リオは悪意なく「難しいなら築く必要はないし、自身が完璧であることで補えば良い」と答えるだろう。それがヒマリに伝聞の形で伝わっただけでは?

・また、本当に望まないのならシナリオでも絆でもアリスとの対面でも「本当はしたくなかった」と発言させればよいので、ないということはやっぱり賛同よりだったんじゃないかなぁとは思う。

・改変5 横領設定を消す

 伏線もなく横領を出すのは不自然です。せめて、バニーチェイサーのイベントで計算が合わなくて、コユキに全部思い出すように詰め寄るシーンなどがないと正直浮いています。

 それにエリドゥが大きすぎる。流石に横領でも無理がないですかね?

 また、大きな都市であれば秘密にするのも難しいですし、特に資材搬入のルートも存在するならば、リオ単独で隠し通すこと自体に無理があるように思えます。

 ※エリドゥは、ゲーム上の挿絵大きく見えている説もあったのですが、「最終編でホドと戦えるだけのスペース」「周辺住民の避難も行える」「隔壁で分離できるだけのスペース」を考えると流石に大きすぎるかと思います。

 それにあまりにも横領の額が大きすぎると、気付かないノアやユウカ、そしてそのセミナーの情報独占に対抗して作られたヴェリタスさえも気付かないのが不自然。

 というか、率直に言って賢くないように見えるのが良くないと思います。

 エリドゥの建設は横領したお金で行い、特異現象捜査部の活動資金だけ、きれいなお金で支援したというのは、ちょっと無理がありませんか?

 横領した活動資金を使っていること自体は問題なく、依頼されて活動してるだけで、その元手まで責任を負う必要はないから・・・と言いたいところですが、ヴェリタス所属の明星ヒマリだけは、その不正を指摘する立場にある以上、「横領について黙認していた」「横領に気づけない監視役」のどちらかは背負わないといけないように思えます。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その2 - fclbrのブログ 

 考えてみると横領の指摘は、C&Cとユウカがしてるだけだから、勘違いでした!で消さない??

 エリドゥとか特異現象操作部の活動資金は、調月リオが各務チヒロみたいに企業の難題解決したりしてお金稼いだりとか、懸賞金問題を解いたとかのほうが良くない???

 そのほうが、調月リオが明星ヒマリと対になるぐらい有能だったよ!ていうエピソードにもなるし、せっかく自己紹介で千年難題について触れてるので、そういうふうに補完すればいいんじゃないかなぁ・・・。

 そうすれば過去の掘り下げにもなりますよね? 私財を持ち出してエリドゥ作ってたことにすれば、調月リオの自己犠牲的な献身が表現されてヘイトも収まるし、明星ヒマリの横領黙認疑惑も消えるし、セミナーにも戻りやすくなるしいい事だらけじゃん!!と思うんですがどうでしょうか?

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その2 - fclbrのブログ

・改変6 KEY封印のシナリオ

 改変1〜改変5とは違い、「パヴァーヌ2章自体が生徒に悪役を任せることで難しくなっているのだからKEYに悪役を任せる」という改変案です。

 ブルアカのリアルイベントでは生徒たちと写真を撮れるイベントがあり、立ち絵がある生徒とは全員撮れる形式になっていました。

 逆に一緒に撮れないのは大人陣営などで、KEYも撮れない陣営に入っていました。

 運営的にも生徒ではない(?)判断なので、敵側に置いても運営との解釈が違うことはないでしょう。

 改変案

・最初のリオとヒマリの対話に先生を同席、連邦生徒会からの情報を提供する(会議自体は様子見で結論付ける)

・ヴェリタスとC&Cには、「無名の守護者を学園に入れないように」という指示を出していたことにする。

・アリスと無名の守護者の接触は、廃墟から地下通路を通じて接触したという形にする。

・見逃した理由は、「デカグラマトンとアリスは無関係ではある」という事実に気を取られ、デカグラマトンにハッキングされたホドが、ケセドのいる廃墟へ移動するために作った地下通路を見逃したためにする。

・偶然C&Cが通りがかったのではなく、監視していたからアリスの異変に気づけた形にする。

・モモイは昏睡ではなくケガ、アリスは部室に引きこもる。

・アリス回収をしようとするリオとヒマリが部室で対立、先生が仲介に入る。ゲーム部にアリスのフォローを頼み、アリスの騒動を知って集まったミレニアム生たちとどうするかを会議する。

・アリスへのフォローが終わったあとのモモイに「アリスは仲間でミレニアム生である」の言葉を出してもらい「KEYにどのように対処するか」が議論のメインになる。

・また、ユズのゲームクリエイターの観点から「KEYは元々外部デバイスに入っていたのだから、外部に十分な容量を用意すればKEYをアリスから取り出せるのでは?」とゲームと絡めて提案させる。

・作戦として「KEYがエリドゥを乗っ取るために表に出てきたところを叩く」を実行する。

・KEYに作戦を悟られないように、リオ、ゲーム部、トキ、ネルは部室で一芝居うちKEYに「リオが独断でエリドゥに連れて行った」と思わせる。また、エリドゥがKEYにとって好都合なロケーションであることを、芝居の中でKEYに聞かせておく。

・エリドゥに到達し、KEYが乗っ取るために出てきたところで作戦開始

セミナーが外部電源、エリドゥの隔壁の操作

・C&Cとトキ、アヴァンギャルドはKEYに呼応した無名の守護者の対応

・ヴェリタスは「鏡」なども用いてKEYのエリドゥへのハッキングを対応

・エンジニア部と特異現象捜査部は、特性のダイブ装置を用意

・ゲーム部はリスクを取ってアリスの深層に接触

・先生は、ゲーム部がダイブ装置に入るのを見守り、最悪のケースに備えてオーパーツであるKEYに干渉できるように「大人のカード」を準備するシーンを入れる(エデン条約への伏線もいれる)

・アリスからKEYを追い出し、キーホルダーの外部デバイスにいれる。

・最後の章タイトルは「ミレニアムサイエンススクール」のままでOK、なんで調月リオが居ないのに「ミレニアムサイエンススクール」のタイトルを付けたんですかねぇ。

 理由
・アリス=key=脅威ではなく、「可愛い後輩」=「アリス」、「終焉をもたらす脅威」=「key」にすれば、物語上の対立も起こらない。

 元々、アビエシェフが禁じられた技術を使った兵器なのに、c&cに攻略されたり、「鏡」アヴァンギャルド君以降は使われなかったりと、どちらもスペックに対して、成果が小さい。二つ組み合わせて終焉を防いだなら大金星だし、keyも滅ぼされた訳ではない(むしろ最初の状態に戻っただけな)ので、格を落とさなくても済む。

・キーホルダーのKEYとゲーム部たちが仲良くする描写を先に入れておく。

 例えば、KEYが過去の関するも、ゲーム部はよくあるゲームの設定を話しているとスルーするとかでも良いし、シナリオ的に喋らせにくいのなら「あくまでKEYは兵器として作られたので有効な情報を持ち合わせていない」「むしろ、KEYもアリスと同じようにゲームを楽しみ始める」でも良い。

1 パヴァーヌ2章自体への指摘

 パヴァーヌ2章において、先生に頼るにも頼りにくい状況であったことは、以前の考察でも指摘済みですが、「先生に頼ればすべて解決したのか?」については論じていませんでした。

 そこで、先生の力、ここでは大人の力を借りれば自体は好転したか?について書いておきます。

 ただ、実際のところ、真実はシナリオライターのさじ加減なのでここについては疑問を書くだけにしておきます

1-1 先生の力を使う理由について

 さて、パヴァーヌのシナリオ中で、先生の力を使うとすれば理由は2つあります。

 1つ目は「アリス破壊を防ぐため」、2つ目は「KEYによる終焉を防ぐため」に分けられます。

 2つについて、以下の点から急いで止めなければならない理由があります

・アリス破壊やキヴォトス終焉も非可逆で、元には戻せない。

・先生は、他に事情を知るヒマリとも会話しておらず、「何を根拠〜」というように、手段やどのくらいの時間猶予があるかも知らない。

 

・また、「キヴォトスでは簡単に死なない」という常識も、エデン3章で「ヘイローを破壊する爆弾」というアイテムが出てくる上に、リオも禁じられた技術を持っている以上、使用する可能性がどうしてもある(先生が事情を知らないなら、なおさら疑いを持っても良い)

・KEYによる終焉も情報不足であり、終焉に至らずともモモイのように誰かが被害に合う可能性も十分にある。すでに一回暴走済みという過去もあるし、キヴォトス人が2日間意識を失うというのも十分な被害。

1-2 介入タイミングについて

 1で述べたとおり、いつもは生徒の力を信じて解決する先生にとっても、急がねばならない理由がいくつかあることを示しました。次に、いくつか介入タイミンがあることを示します。ただ、先生の判断基準がわからない以上、疑問止まりにはなりますが、打つ手がないように見えるシーンを挙げておきます。

1-2-1 アリス回収

 味方生徒が全員制圧され、アリスの心も折れるシーン。説得も失敗し、アリスは回収される。

1-2-2 アヴァンギャルドくんの負けイベ

 先生が指揮する中で初めての負けイベ。C&Cと別行動なのもバレており打つ手がない。実際には、(頼んだわけではないけど)スミレが「鏡」を持ってきて解決。

1-2-3 KEY起動

 ヴェリタスとの通信断絶。KEY起動で終焉の危機。

実際は、外部電源を落として、脳内へのダイブで止める。

1-3 先生の力について

 最後に先生の力について疑問を書いておきます

1-3-1 そもそもKEYに対抗できるのか

対抗で来るかはわからないが、一応理由は書いておきます。

ここらへんは運営のさじ加減というか、メタ読みをすると「先生の力が最強にするとお話に緊張感ないじゃん?」で剥がされる可能性もあるし、なんとも言えない。

対抗できるできる理由

・デカグラマトンの時に、アロナはくしゃみで撃退できるぐらい強い

・最終編でも、タワーがなくなっても先生だけが残ってればなんとかなるらしい

・そもそも、ケセド自体がKEYの兵器工場を乗っ取った結果なのでKEYは弱い?

対抗できない理由

・プレ先生は、無名の司祭に色彩込みとはいえ負けてこの世界に来ている。先生にも多分弱点?はある。

・アロナガードが剥がれた原因は、直接的にはミサイル(オーパーツ)であり、また最終編の先生に負担をかけたのは方舟(オーパーツ)。オーパーツであるKEYであれば先生にもダメージが入る?

・ケセドに工場が乗っ取られたのは事実でも、未起動のアリスは無事。アロナのように未起動でも撃退できるぐらい強い可能性も?

よくわからないところ

・一緒にアリスの脳内にダイブしてたけど、先生の力って脳内ダイブ中でも使えるのか?

・そもそも、KEYに対抗と言ってもカードを使って生徒を呼び出してもアリスの体を攻撃することになる。何かしら、例えば「タブレットを使って精神にアクセスし、KEYを封印できる」とかができるのだろうか?

・もし、何かしら封印の措置ができるのなら、騒動が終わった後に、封印措置をしてもよいのでは?「生徒個人では対応が難しい(KEYの有無さえわからない)」「再びKEYに乗っ取られる可能性があるし、本人たちもその自覚がある」のだから、不安を取り除くために力を使ってよいのではないか?

 

以上です。次にパヴァーヌ2章の受容について書きます。

後半のリンクを貼る

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 時計じかけの花のパヴァーヌ2章は「つまらない」のではなく「足りない」 その0

 その1〜その3を読み直したのですが、怒りに任せて書いた部分も多く、読みにくい内容になっています。シナリオ、特殊作戦、アートワークスを見てから、それぞれ新しく書いている関係で、後付も多く連続性がありません。

 そこで、内容の要旨をまとめ、私の主張をはっきりさせるために簡単ですがまとめておきます。その1〜その3を読まれた方はかぶる内容も多いので特に読む必要はありません。

0 はじめに

 書いた理由と私の立場

 私は、シナリオを読み、リオに同情しました。まず、リオの行動の理由も納得できるものであり、手段だけを持って悪役とみることができませんでした。また、彼女が非難される行動を取ったことは理解できましたが、私自身、つまりプレイヤーとして、リオが行動を移す前や後に先生らしく行動できてないところに不満を持ちました。更に、リオ自身がシナリオでも2度の失踪など不遇な扱いであることへの怒りも、筆を執った理由の一つです。加えて、ファンコミュニティの中でもリオに同情する意見が少数派であるため、できる限り彼女への低い評価を取り除きたいと思いました。

 他に、アートワークスや開発者コメンタリーなどから、パヴァーヌ2章が、本来実装予定ではない2周年前に急遽実装になったことや、2周年への締切がある中で作られたことへの、クオリティへの疑念も多少含むことをご容赦願いたいです。

1 先生への不満

 さて、まず私が先生に望むのは生徒へのフォローです。率直に言えば、先生は生徒の味方であり、生徒の行動をフォローし、それでも難しいときはその障害を取り除き、生徒が生徒らしく生活を送れるようにしてほしいと思っています。

 さて、今回のリオに関しては、「もっと先生として動いてほしかった」というのが、私の感想です。

 まず、先生への要望を述べます。

①「生徒会の立入禁止地区に入り、謎のアンドロイドを連れ帰る」事自体は良いとしても、アリス自身の言動やその戦闘能力から、アリス自身への疑念を抱く、もしくは、発見場所が生徒会の立入禁止であるので、先生がアリスが何者であるのか?といった調査を行ってほしかったです。

②また、暴走後〜アリス救出までの間は、救出のために時間ないため調査を行うことは難しいかも知れませんが、せめてその後にアリスの調査を行ってほしかったです。

 ①を望むのは、先生がアリスについて、十分怪しいところはあるのに調査らしい調査を行わないのは、先生の責任を取る行動にしては、不作為のように感じるからです。

 ②を望むのは、①ができなくとも、せめてアリスが危機を内包していることがわかったあとには、大人としてその危機に対処するために行動を起こしてほしいからです。

 実際には、①②が行われていないので、本来なら先生が責任を背負うところをリオに背負わせてしまったように感じました。リオが先んじて調査をし、アリスの危険性に気づき、行動を起こしてしまったのを責められるのに対して、先生は幾度と気付けるチャンスがあったのを見逃し、それを責められることのない非対称性に居心地の悪さを覚えます。

 そして、調月リオの一度目の失踪後にも、調査しないという姿勢は、アリスのためにもならず、調月リオの叱責後の態度としては不適切であると感じます。

 そもそも、この世界ではVol1で見られたとおり、黒服、カイザー、金貸しなど悪い大人も多く、そもそも大人に頼ること自体が、一般的ではありません。また、リオの立場から見れば、「生徒会の立入禁止地区から謎のアンドロイドを持ち込む怪しい大人」です。だからこそ、先生が先んじて動き、相談を受けれる姿勢を取るために行動してほしかったです。せめて、②を行うことで、先んじて調査をできなかったことに対して先生としての責任を果たしてほしいと感じました。

2 シナリオへの不満

 今回のシナリオでも重要視された、第三の選択肢、すなわち誰かを頼ることの大切さが説かれています。

 ですが、シナリオを俯瞰すると、未だに「アリスについて詳しく知らない」ままのユウカや、

なぜだか、情報共有をしたがらないヒマリ、

また、当事者さえも情報共有をされないままいることがわかります。

 また、上のシーンで言えば、アリス関係の情報が開示されないまま、方舟ではアリス消滅の危機を迎えてしまいます。

 すると、先生がリオにかけた言葉のありがたみが薄れてしまいます。

 また、今回のシナリオでは、精神ダイブという危険な方法でもKEYを抹消できないという、アリス破壊以外の問題解決がかなり難しいものであり、それ自体を咎められるのは酷なことと思えました。シナリオとしてみても、苦しい選択肢を選ばざるを得なかったリオにフォローできなかったことや、失踪後も彼女の立場や苦悩を他のミレニアム生に共有できていないことも、不満に思いました。

3 シナリオへの疑念

 さて、ここまで書いたことは、あくまで私が思うことであり、「シナリオで描写されてないだけで、行動を起こしてるだろうし、なにかしらの事情もあるだろう」といった擁護できます。私も「考察その1〜その2」では、その路線で整合性を保とうとしています。

 ですが、ちょっと内情を見ると、制作時間が不足しているからでは?と思う情報がありました。

 

 まず、開発者コメンタリー曰くisakusan氏からパク・ソンミン氏に依頼があり、「成立すべきこと、次にユーザーに伝えるべきこと もしくは伝えてはいけない、構成案のプロットを作って伝えられた」「実はかなりタイトなスケジュールで非常にラフなプロットを渡したのですがプロットの抜けている部分や矛盾点をうまく解消してくれて個人的にとても感謝しています」と話しています。
 また、アートワークスのなかでは、本来は時間の問題から最終編前に実装されることはなかったことが判明していますし、ゲームディレクターLimJongGyu氏は「isakusanさんが「どうしてもやりたいです!」とシナリオのあらすじを持ってきて」と発言しています。

 どちらも共通するのはかなりタイトな締切で行われたとのことも話しており、上で指摘したようなシナリオの不自然さは、制作現場の時間のなさが関係しているのでは?と疑念を持っています。上で指摘したリオのフォロー周りもそうですが、例えば、シナリオでの、リオの失踪→復活→失踪の動き、シナリオの盛り上がりに比例してトキのC&Cの加入の淡白さ、あまりにも早いkeyとの和解と消失などが挙げられます。

4 まとめ

 上の項で、私の立場、考え、疑念について述べました。

 パヴァーヌ2章はつまらないのではなく「足りない」、すなわち描写や生徒へのフォローが足りず、また、それに加えて制作における時間なども足りないと言うのが私の立場です。

 簡単な文章ですがここで筆を擱きたいと思います。

 以下にその1からその3を載せます。ほとんどは整合性チェックとなっております。

 

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ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか パヴァーヌ2章はなぜ歪んだか その3

その1〜その3を読み直したのですが、怒りに任せて書いた部分も多く、読みにくい内容になっています。シナリオ、特殊作戦、アートワークスを見てから、それぞれ新しく書いている関係で、後付も多く連続性がありません。

 そこで、内容の要旨をまとめ、私の主張をはっきりさせるために簡単ですがまとめておきます。その1〜その3を読まれた方はかぶる内容も多いので特に読む必要はありません。

 もし、初めての方はその0の下記事から読んでいただけると幸いです。

 

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 その2の続きです。

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 その3からの方は過去を見てもらえると嬉しいです。

 タイトル変えました。アートワークスでパヴァーヌ2章自体がかなり無理のある実装と書いてあり、真面目な考察がアホらしくなってきました。

 ですが、書き始めた以上ここにその過程を残します。

 ちょっと書いている内に迷走してきたので、自分の立場を改めて書きます。

 「運営は何も考えてないんだ!」って主張するよりも、「シナリオ上の矛盾を全部説明できるようにするとこうなるよね?」と言うのを示したい。そうしないとリオ叩きに対抗できないし、あと二次創作でもその風潮が来るのがホント嫌。

 そもそも、私が主張を始めたのはシナリオ読んで「シナリオ変だろ」と思ってリオのキャラページ見たら酷いもんで。wikiは信者寄りなのにキャラ叩きしてるだなんて思いもしなかった。キャラよりも先生像を優先するタイプがいるだなんて信じたくもなかった。しかも多数派。あそこがあんなに荒れてなきゃこんな考察書かない。その1でも書いたけど、先生に対しては辛辣になってます。

 あと、考察のスタンスが一応ゲーム内の描写をもとに考えています。どう考えても、横領はあとから追加しただろとか、そもそも、失踪させたのは持て余したからだろとか言いたいのですが考察します。

 で、考察を重ねて、矛盾や疑問だらけになったら「シナリオのガバ」って断定します。だから、現時点では「先生が大人」と「でも発言と行動があっていない」のを解決させるために「発言と行動があっていない大人」でどうにか整合性を取らせています。

 だけど、そのうちはこの破綻して「シナリオに整合性を取らせることに失敗した」で落ち着くかと思います。

 ただ、なぜここまで整合性にこだわるかについては、

note.com

 を読んで、運営から「ブルーアーカイブにおけるユーザー間の共感帯の断絶問題」のメッセージがあることを知ったからです。(共有された方、ありがとうございます!)

 以下に、その内容とその批判を行い、それを持ってヒマリやトキについて、キャラクターの整合性がどこで取れなくなったかを考えます。

 

1 多義的解釈と批判態度

1-1  運営からのメッセージ

 話に入る前に運営から見解を載せます。

機械翻訳なので、不自然ですが内容は読み取れるかと思います。

gamefocus.co.kr

運営統括マネージャー:運営側としては、今、非常に多くのユーザーが新しく入ってきてプレイしているのですが、既存のユーザーと共感が得られないユーザーもいて、ユーザー間で少し意見が分かれる部分があるような気がします。
 
ユーザー同士がお互いの意見や感想に攻撃的な反応を見せることもあり、運営側としては少し心苦しいです。2周年から3周年に向かう過程で、ユーザー同士がより寛容になり、同じゲームが好きな人たちが平和に和解するコミュニティになるハッピーエンドになればいいなと思います。

gamefocus.co.kr

(インタビュアーの発言)

Blue Archiveは、キャラクターの特徴や「ミーム」だけを消化してカジュアルに楽しむこともできますし、ストーリーや設定一つ一つの意味を分析して真剣に掘り下げることもできるので、ユニークな強みがあると感じています。このような「楽しみ方」の多様性を意図しているのか、またそうだとしたらその理由は何なのか気になります。

(運営の発言)

ブルーアーカイブ」はそういう解釈を意図し、また推奨しています。実際によくあるパターンですね。 私は10代の頃、「エヴァンゲリオン」の世界観の分析を数学の定石よりも深く掘り下げていました。 このように噛み砕ける世界観を作ることが目標だったので、今の状況にはある程度満足しています。

 

もちろん、自分が書いた物語で意図した価値や伝えたいことなどが受容者にちゃんと届けばいいなと思うのは、作り手として当然のことです。しかし、テキストは創作者の手を離れ、受容者に届いた瞬間に公共性を帯びます。これを認めなければ、それはもはや物語とは呼べなくなってしまいます。

(中略)

そういう意味では、「ブルーアーカイブ」の歴史や神話的な解釈でモチーフやシンボルなどを研究している方、そんなことはわからないし、ただ軽くて面白い話だけを楽しんでいる方、どちらも私たちのテキストを楽しんでくれる大切な存在です。 それぞれが自分の好みに合わせて「ブルーアーカイブ」を楽しんでくれれば、ライターとしてこれ以上ないことだと思います。

 

そして、テキストというのは相互的なもので、私はテキストの死は「誰も解釈しないとき」だと考えています。もちろん、それぞれの解釈は異なる可能性があり、その違いを認める姿勢がこのテキストを有意義に生き生きとさせます。是非、お互いの違いを尊重しながら楽しんでいただければと思います。

 

異端を燃やすと、生き残るのは無謬の一冊の経典だけであり、そうなった瞬間、物語はもはや人間のものではなくなります。先生方の多様で多層的な解釈こそ、「ブルーアーカイブ」を有意義に生き生きとさせる原動力です。よろしくお願いします。

 

 外部インタビューなども踏まえて考えると、運営のスタンスとして、「シナリオを運営側はなんらかの意図をもって制作している。しかし、受け取り手すなわち読者にシナリオが読まれた時点で、どのように読まれるかはコントロールできない。運営が望んでいるのは、多義的な解釈が建設的議論をもって行われること」ということが分かります。

1-2 運営スタンスについてへの批判

 さて、運営のスタンスを率直に読めば、「ああ、そうか運営は多義的な解釈が存在する状態を良しとしているから、私がシナリオで読んで疑問に思ったことや矛盾を感じたことは、意図して行われていることなのだ。だから、シナリオ周りの違和感は、後々の伏線なんだから、リオの掲示板が荒れてようと「それ伏線だから〜」とか思って、スルーすれば良い」よって、ここで筆を置くのも選択肢の一つでしょう。

 もちろん、私が指摘した諸々の疑問が、この先シナリオがたくさん供給されて、矛盾なく噛み合い「ああ、なんて浅い読み方しかできてなかったんだ!」と驚嘆する可能性もあります。

 ですが、本当にそうなのでしょうか?

ちょっと疑問に思うことを下に書きます。

1-2-1 批判1

 まず、多義的な解釈が存在する作品であっても最終的に、答え合わせのパートが入ります。ここで言う答え合わせというのは、作品内の疑問や矛盾が解消される情報の開示、示唆を指します。

 そうしないと、「この記述はライターのミスじゃないのか?」「矛盾や疑問があるんだけど?」に対して「いや、意図して多義的な解釈が存在する作品にしているだけだから」でどうにかなってしまします。

 もちろん、作品というのは興行的な意味合いもありますし、営利企業でもありますから、答え合わせに時間がかかることも理解できます。

 ただ、この「シナリオ上、名誉回復がなされないまま放置されているキャラクターがいる点」と「運営の企業としてのスタンス上、手早く答え合わせができない」ことは、極めて相性が悪いものです。

 正直なところ、「デカグラマトンに最初に語りかけたのは誰か?」「そもそも連邦生徒会はどのように構成されてるの?」「カイテンジャーってなんだよ」とかの伏線が放置されてるだけなら、「まぁ、謎といえば謎だけど、今現在誰かが苦しんでるわけでもないし・・・」と納得できます。

1-2-2 批判2

 多義的な解釈が存在するというのを運営が明言すると、作者は意図して入れた伏線なのか、ただのミスなのかを判別できない問題が付きまといます。「コタマだけがミレニアム学園というのは、前身の学園、すなわちセミナーそのものが学園を指し示していた頃の名残・・・ではなくただの収録ミスだった」とかはどうしても起こりうるわけで、最も恐れるべきは、「実を言うとミスなのに、ファンがいやあれは意図した演出なんだ」と、言い始めることで、後々収拾がつかなくなるのでは?

 例えば、よくある「生徒全員の味方だけど、味方になってあげれなかった生徒いるよね?」にたいして整合性つけるために「大仰なこと言うけどできてない大人」と私は今考察してるけど、多分破綻します。

1-2-3 批判3

 ソシャゲの事情として、「すべてを矛盾なく納期に実装する難しさ」や「集金目的のゲーム事情」もあるんだから、運営から送り出されるメッセージが、集金のための販促の事情によるものなのか、それとも納期が足りなかっただけなのかもわかりにくい。すべてを本当に考察に入れて良いのか?

 絆ストーリーにおいては、ツルギにおける「大人のカード」の優待券の概念、セナの狸寝入りとヘイローの関係、twitterでのキャラ紹介でアロナがセリナと面識があること。もっと言えば、エイミが氷海でも水着で大丈夫な理由も「水着で売り出ししたかったからでは?」なのか、それとも設定としてなにかあるのかがわかりにくい。

 

モブ生徒も気絶したふりは意味がないと知っているはずでは?
1-2-4 批判4

 そもそも、運営がこれまでの疑問や矛盾を収拾してくれるのだろうか?という疑問がある。

例えば、その1でも指摘したことではありますが、運営は「リオとヒマリの長年の対立も、アリスの仲介によって最終的には和解している」といっています。

6:45~より

Even when RIo and Himari Had their age-old fight Aris intervened and helped them finally reconcile

最終的に和解してることになってますね・・・。

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その1 - fclbrのブログ

 前回も指摘しましたが、そうは思いません。というか、あのシーンで和解してると思う人いるのか?

 こうした対応があるので、そもそもシナリオをコントロールする力があるのか?といった疑問はどうしても残る。もっと言えば、オフィシャルアートワークスのインタビュー記事で2周年に合わせてかなり、無茶のある日程で詰め込んだことからも、「本当に納得行くものとしてこのシナリオを出したのか?」という疑問がある。

1-2-5 批判5

 これは批判というよりも杞憂なんだけど、そもそも多義的な解釈が存在する作品っていうのは作るのが難しい。多義的な解釈ができるように、設定、伏線、人物なんかを散りばめることはできても、全部回収するのにはかなりの労力がいる。また、受け取り手側が読み取れないということも十分にありえる。

 例えば、エヴァンゲリオンもTV版25話26話あたり、めちゃくちゃ批判されたけど監督的にはよく表現できてたという認識らしい。ただ、実際、それだけだと読み取れない人がいたから劇場版で補完されたという歴史があるとのこと。また、エヴァンゲリオン自体もかなり長い年月をかけて伏線を回収しており、加えて、未だに未回収の伏線があるとかなんだとか・・・・。(これは全部受け売りです)

 そう考えるとブルーアーカイブが10年スパンの計画を立てていると言われると、ほんとに大丈夫なんか?という杞憂はある

gnn.gamer.com.tw

1-3 結論

 以上を持って運営スタンスについて語った。最後に、オフィシャルアートワークスのインタビューを踏まえ、パヴァーヌ2章が設定の歪みを引き起こしているのでは?ということを考察します。

2  パヴァーヌ2章はなぜ歪んだか

 最初は「調月リオの功績と明星ヒマリのミスを対比させて、そしてこの先、明星ヒマリが謝罪するなりして、名誉回復できるか?」という意味で、タイトルに明星ヒマリは謝れるかにしてあったんですけど、方向性を変えます。だって、アートワークスで、シナリオ進行担当が一度スケジュールの関係から断念したものが、10話ぐらいなら実装できるという話で強引に制作されて、しかも予定話数を超えてしまうなんてエピソードを見てしまったら、「そもそもパヴァーヌ2章自体が、力不足であの出来になった」としたほうが合理性があるからです。

2-1 アートワークスでの内容

 発売直後の内容を引用するよりは、買っていただきたいのですが、「パヴァーヌ2章は当初の開発スケジュールになかった」との記述があります。あっさりと書かれていますが、この影響は大きいものです。しかも予定よりも話数をオーバーする形でパヴァーヌ2章は実装されてしまったとも記述がありました。

 本来の流れは、パヴァーヌ1章→エデン・カルバノグ→最終編の流れのところ、パヴァーヌ1章→エデン・カルバノグ→パヴァーヌ2章→最終編となってしまったわけです。また、この影響を考えれば特殊作戦についても変更が追加されたと見て良いでしょう。

 おそらく、アリスの正体についての深掘りは、そもそも予定に入っていなかったことから、最終編以後に行われる予定だったと思われます。

すなわち

 パヴァーヌ1章→最終編でリオとヒマリが共闘状態で乗り込む、アリスも暴走していないし方舟に乗っても問題なし→パヴァーヌ2章でアリスの正体を深掘りの流れが正しいはずです。

 

2-2 ヒマリについて

 ヒマリについてやっと考察が入ります。申し訳ありません。

 ヒマリについてはその1でもその2でも疑問や矛盾が多いことを指摘しました。

ですが、パヴァーヌ2章がなければ、疑問や矛盾が大きく減る事がわかります。

 まず、性格の描写についてです。

 絆ストーリーを見ると能力はあるが、やはり問題児として描かれてます。 

 絆ストーリーも、警備ドローンハッキングから始まり、校内放送の改変、キヴォトス中の放送ジャック、公共交通機関を乗っ取り先生を郊外まで行かせる。理由はヒマリの口から語られますが、個人的な感情に由来するものです。もちろん、天才ゆえの孤独とか寂しさとかもここらへんで掘り下げて、キャラクターの性格のアピールしたかったのかと思われます。

 重要なのは、特に程度がひどかったものについてはお説教を先生がしていることです。つまり、これは運営が「このキャラクターは問題を起こすタイプのキャラクターであり、咎められる存在である」と設定していたことが分かります。

 また、特殊作戦においても、はっきり変人のキャラクターとして描写されています。

 特殊作戦の描写はパヴァーヌ2章とほぼ同時期に実装された第4回より前の1〜3回目を参考にしています。

まず、初対面で変な人認定されています。

 ここでも、先生に発言させている。→運営が「先生から変な人という認識をしてほしい」と意図している事がわかる。

 加えて、本来の目的よりも自分の興味に強く引かれる問題児めいた部分も描写されています。

 わざわざ、エイミに(往生際が悪いなぁ)と思わせている。→運営は、他人からも「自分の興味を抑えれない変な人であると認識されていること」を意図して出している。

 また、よく指摘される下水道の言葉さえもツッコミが入ります。

 ここまでのシーンを踏まえれば「明星ヒマリは能力はあるけど、実際は問題行動も多く、身近な人や先生からは変な人であると思われている」と描写したかったことが分かります。

 パヴァーヌ1章との整合性も見てみましょう。

 パヴァーヌ1章では、ミドリの口から、天才である旨は出てきています。

 しかしながら、プレイヤー視点では何やら暗躍するシーンも描かれます。

 すなわち「パヴァーヌ1章では、天才であることは語られつつも、何やら暗躍する謎の人物」→「特殊作戦で人物像の答え合わせが行われ、能力はあるけど変人枠というのがプレイヤーに知らされる」という流れになってるのが分かります。

 さて、この性格描写が当初の予定であり、パヴァーヌ2章が本来無かったとすれば、以下の矛盾が解消されます。

2-2-1 2章でのヒマリの不自然な動き

  そもそも、指摘しておきたいのは、ヒマリもリオも「正体を調査するために、ミレニアムの実力行使部隊と交戦させるという、結構荒っぽい調査をする」ことに同意していたということです。また、ヒマリとアリスの関係は、1章時点ではありません。ところが、なぜか可愛い後輩と呼びはじめ、なぜか無害判定をし、最終編でもリオを叱責する正義側に回ってしまいます。ヒマリの本来の性格を考えずに、正義側にヒマリを置いたがゆえに生じた歪みと考えれば問題ないです。

2-2-2 最終章で「トキについては許せないと言い出す」「そもそも世界の危機なのに会長を感情論で追い出す」

  2章がなければ、会長と対立することもないし、トキも手を下す必要がなくなるため疑問が解消されます。そもそも、本来の予定なら1章の共闘状態で乗り込むはずであるり、本来最終編に無かったシーンをねじ込んだがゆえに、あんな不自然な問答になっていると考えれば自然です。

2-2-3 特殊作戦において、突然アリスの正体に伏線貼り始めたり、なぜかリオへの報告を拒み、情報共有を行わない

  アリスの正体に伏線貼り始めたり、情報共有を拒むのは、特殊作戦の4回目からです。パヴァーヌ2章の実装とほぼ同時期(特殊作戦が11/16、パヴァーヌ2章が11/23)であることを考えると、2章を急に実装したので、その整合性を保つために、4回目から突然伏線を入れ始めたと考えて方が自然ではないでしょうか?。本当に予定しているなら、1〜3回目に伏線を張るはずです。

2-2 トキについて

 パヴァーヌ2章が無ければ、以下の不自然な点は消える。

2-2-1 リオは失踪、許される描写がないのにトキはあっさり受け入れられる

 2章がなければ問題がない。2で指摘するようにトキを実装したいという要望が先走った結果、シナリオ上どういう立ち位置に置くか迷い、本来ならトキを受け入れるかどうかという問題を誤魔化してなんとなく許される形にしたのではないか?

 そもそも、ライターとして「トキ命令を聞いただけの哀れな被害者」として扱いたいのか、「リオに賛同して行動を起こした生徒」なのかが分からない。

 このシーン見てトキが受け入れられたことに納得する人いるんか?トキとリオの関係の掘り下げで枠をとっても良いかと思うんですが?

 

2-2-2 トキというキャラクター自体が伏線もなく出てくる

 そもそも、いくら会長が秘匿していたとしても、人の存在ごと隠匿するのは無理がある。第一、ヴェリタスのヒマリがエリドゥには気づくのに、物理的存在を持ったトキには気づかないは無理がある。それを許す会長の権力が強すぎる

追記1/2

伏線自体はある。これは私の誤り。

6番目は5番目が埋まっていることを示唆しますからね

追記終わり

追記1/4

 また、トキに友人がおらず、また交際を禁じたという設定も、トキというキャラクターを実装したいという2章のライターの要望が先にあって、人間関係やその他の設定を詰めていなかったと考えると整合性がつく。

流石に言いがかりがすぎる

【日本語字幕】ブルーアーカイブ開発者コメンタリー 時計じかけの花のパヴァーヌ編 メインストーリー座談会 - YouTube

27:08~よりトキについて説明あり

既存のメンバーと個性がかぶらない 図々しく近寄ってきて さり気なく座っていられるそんなキャラが完成しました。

 ただ、事実関係で言えば急いで作ったのは当たり。でも急いで作ったから交友関係を禁じた設定があったは言い過ぎ。それは理由ではない。

追記終わり

2-2-3 最終編でトキが不自然な立ち位置にいる

 矛盾と言えない程度のことですが指摘しておきます。

 最終編でのトキは基本的に単独行動であり、本来ならエイミたちとともに動いて良いはずです。ところが実際はそうはなっていません。これも、本来予定にないトキを入れたがゆえに生じたものかと思われます。また、トキの救出も何故か能力を失ったはずのセイアが勘が働いて助けに来るという内容で、正直浮いています。本来トキは最終編に登場しないはずなので、セイアの勘も後付で追加されたのでは?と思います。

 それに4thPV(2023/01/22)では、ゲーム上のスチルが使われているが、トキのシーンは採用されていない。やはり、最終編ではトキを出すつもりは本来無かった?

2-3 リオについて

2-3-1 シナリオ上、失踪が不自然

 そもそも、シナリオ実装順で読むとパヴァーヌ2章で失踪、直後の最終編で復活、最終編後に失踪と、かなり不自然な動きをしています。2章を無理やり入れたせいで、本来、失踪せずにそのまま最終編につながるところが、不自然に途切れてしまったのでは?制作者メタ目線で考えると、退場させて、すぐ復活させ、また退場させるシナリオを最初から用意して実装させたとは考えにくいです。

2-3-2 不自然な横領

 そもそも、横領自体も2章で生えた設定であり、伏線もない。本当に考えていたのなら、バニーチェイサーの時にコユキに「本当にこんな大きな額は使っていません〜!!」とかいくらでも伏線が張れるはず。

 その1その2でも指摘したように、「ユウカもノアも気づけない支出とは?」「ヴェリタスのヒマリも気づけないのはなぜ?」「そもそも、横領で作ったエリドゥが大きすぎる」等、横領については本当に疑問が多い。

3  その他の歪み

3-1 パヴァーヌ2章前の歪み 

 そもそも、よく言われる「すべての生徒の味方」と言っているのに、直後のパヴァーヌ2章で出来ていない!という批判も、パヴァーヌ2章が無ければ生じません。

 ここらへんの先生のスタンスは後述します。

 また、特殊作戦で、アリスの伏線、リオへの未報告、情報共有の拒否が生じるのも2章があったがゆえの歪みと考えれば納得がいきます。

3-2 パヴァーヌ2章後の歪み

 パヴァーヌ2章自体の批判はその1その2でしたので、その後の不自然さについて語ります。

 まず、2章後に、ミレニアムの生徒たちなら「なぜリオ会長はあんなことをしたのだろう」とか「そもそもアリスはどこから来てどのような生徒なのだろう」といった疑問を持つはずです。少なくとも、ユウカやノアが、先生やヒマリに聞くシーンがあっても良いはずです。

 また、機械との接触で暴走したことを考えれば、「機械と接触させないように皆で守ろう」みたいなシーンが出ても良いはずですがそれもありません。

 これも、パヴァーヌ2章が強引に実装されたがゆえに、リオ含めた生徒たちにフォローがつかず、またフォローするシーン、シナリオを追加できなかったと考えれば納得がいきます。

3-3 制作者メタ目線での話

 制作者メタ目線での話をすると、パヴァーヌ2章自体を最終編前に行うこと自体に無理があり、最終編後に行ったほうが自然です。

 これは推測なのですが、最終編後に行うはずだったシナリオを流用して最終編前に実装したのでは?と疑っています。

3-3-1 KEY周りについて

 今現在の内容だと、「KEYで暴走→仲間の説得→光よ!で消滅→実を言うとまだ生き残ったました→なぜかアリスとKEYが急速に仲直り→KEYが身代わりになる」と、結構ハチャメチャです。

 ですが、これも最周辺後なら「最終編で世界を守る→KEYで暴走→仲間の説得→光よ!で消滅」こっちのほうがスッキリしています。

3-3-2 リオ周りについて

 まず、2章はじめの「名前しか出なかった2人が突然論争を始める」が、最終編での顔見せ、行動が描写されることで唐突感がなくなります。

 また、「エリドゥに気づかなかったのは無理がある」も、エリドゥ自体を「終焉のために急遽作ったもの」として考えれば、横領をせずにエリドゥを建設できます。

 さらに、最終編でエリドゥのホド戦は、セミナーとヴェリタス(あと温泉開発部)が共闘する内容になっており、これも本来の予定は、最終編でセミナーとヴェリタスが共闘状態であることを示唆しているように思えます。

 リオの項でも話したのですが、失踪→復活→失踪よりは、最終編後にパヴァーヌ2章を行うことで失踪を一回で済ませることが出来ます。

3-3-3 その他 

 モモイがアリスを説得するシーンでも「ミレニアムプライズ受賞した!世界だって救った!アリスは私の仲間!」のほうが説得力が増します。

 リオのアリスの脅威を語るシーンでも「実際にみんなキヴォトスの終焉を見ているでしょう?」が前提が発生するので、説得力が増します。

 それに対抗する先生(プレイヤー視点)も「実際に一緒に世界を救ったアリスを守りたい」と「でも、それを許すと最終編のようなことが再び起こる」の2つで葛藤することになり、リオへのヘイトが軽減されます

 また、アリスがリオの言うことを聞いて自ら破壊されに行くシーンもアリス自身も終焉を目の当たりにしたからこそ、リオの言う事を聞いたと解釈できるようになります。

 あと、パヴァーヌ2章では「アリス、冒険をはじめます!」から「アリスと導かれる者たち」で3話使って、みんなと仲が良い描写をしているのですが、これも本来なら最終編を通して、皆と仲良く出来ているシーンが無いがために付け足したのでは?と思われます。

 ただ、全部が後付というわけではなく、おそらく、アリスとネルが仲良くなり、ゲームをともにする事自体は、3rdPV(2022/2/4)から見られるので後付ではないかと思います。 

3-3-4 先生周りについて

 冒頭で、「先生は口先だけの大人」説唱えていたのですが、これを撤回します。

真面目に考察してたあの時間は一体何だったんだ。

 多分「先生は全員の味方だよ」は本当。運営も先生をそういう大人として描いてる。で、それは甘いだろ!って指摘もあるし多分、そういう敵対者が出てくる。TTTとかで未解決だけど出てきてるし。

 で、問題なのは実際に出来てないだろ!って問題で、これは純粋にシナリオの力量不足かと思われます。

 アートワークスも最周辺までの内容までしかないから、エデンとパヴァーヌについて書きます。

 パヴァーヌ2章が、最終編前に無理やり作ったせいで、先生がリオのフォローが出来なかった。これはこの記事で触れた。

 もう一つ、エデンの後半について、これも長いので原文を読んでほしいのだけど、「vol3のエデン4章は最終編の構想後に考えたストーリー」「ミカの活躍は最終編2章に描くつもりだった。」「当初予定していたストーリー(中略)を大幅に加筆修正し(略)」と書かれていて、また、本来「ボスとして活躍するはずだったヴェアトリーチェ」についても、大人の事情で「あのような形」になってしまったと記述があります。

 本来のアリウススクワッドに対してフォローを入れるつもりが、vol3の加筆修正やミカの実装を2周年に間に合わせるための作業に使われたので、シナリオと先生の言葉に乖離が生まれたのでは?

 ただ、ちょっとここらへんのエデン周りは考察してないのでこれぐらいにしておきます。

4 結論

 私は、シナリオ中でのリオの扱い、及びリオのへの不当な評価を正当なものとされる風潮に異議を唱えるために筆を執った。その1ではパヴァーヌ2章中心に最終編まで取り上げ、矛盾や疑問、シナリオの歪みを指摘した。その2ではその1を前提にし、特殊作戦を踏まえた考察を行った。

 そうした考察を深める中で、シナリオとの整合性を取るために冒頭の「先生口先の大人説」などを考えた。

 例えば、「リオへ反論がなく、モモイをわざわざシャーレーで看病したのは、先生自身がアリスを安全なものとした判断ミスを隠したかった」とする「先生悪役説」

 「ヒマリと先生がアリス周りの情報を独占したのは、アリスが安全でない証拠を伝えなくなかったため」とする「ヒマリ先生共犯説」などを考えたが、どれも納得できるものではなかった。

 しかし、SNS上でのライターへの疑義、そしてアートワークスでの記述から、「そもそもパヴァーヌ2章自体が誤りであった」との結論に至った。

 すなわち「パヴァーヌ2章が、本来の予定では最終編に以降に実装されるところを、最終編前に実装されることになり作業時間がかなり圧迫され、パヴァーヌ2章のシナリオ全体が整合性の欠くシナリオになってしまった。その影響は特殊作戦、最終編にも波及し、また先生のスタンス、生徒たちのフォローにも悪影響を及ぼした」が結論である。

 これを持って、その1から続く考察を終えたいと思う。

 以上

5 おまけ

 上でパヴァーヌ2章でシナリオが歪んだ〜って話ししたけど、これからどういうふうに、リカバリーするかの予想書きます。いろんな仮説立ててるうちに、多分「運営としてはこんなシナリオにしたんだろうな〜」と思われるものを思いついたので書いておきます。ただ、客の立場から運営の考えを慮るっていうのは、一種の侮辱なんだけど、許してほしい。

 リオの名誉回復は、多分、リオは実を言うと未来の破滅が見えていた→だからアリス破壊を急いだみたいな感じで、フォローが入ると思う。最終編でセイアから「未来を識ってしまったが故に、苦痛を強いられた者にとっては」セリフ自体はあるけど、この未来を識ってしまったの意味がリオが本当に未来を見てしまった意味合いに変わると思われる。そもそも、今のままだとアリスの破滅も、キヴォトスの終焉も予想できてることになってしまっている。「新たな脅威に備えよ」みたいな感じでね。

 なので、禁じられた技術すなわちオーパーツ関連で「未来視」か「未来の情報」そのものを見る形になるんじゃないかなぁ・・・。

 逆にフォローが入らなさそうなのは、先生が反論できなかったところとか、セミナーがアリスの情報なんで知りたがらないのかとかあたり。あと、ダイブ装置とヒマリの精神操作あたりも追加情報はないと思う。2章が実装され、最終編へと繋がって実装された以上、それがガバがあっても正しかったものとして処理されると思われる。

 不正入学は、覚えていたらフォローがあると思う、ただ、極めてあっさり処理されると思う。トキはリオに理解を示していた感じで再開、会話がなされるかと思う。ヒマリの片棒をかつがせたあたりと矛盾が起きるけど、それは無視される。

 KEYが戻ってくる感じだけど、そのあたりでリオが復帰、リオの名誉回復→実装って感じやろうか。2章でリオに理解を示す人がいなかったのはフォローは入らないだろうし、むしろリオが謝るパターンになりそうで嫌なんだよねぇ。

 ヒマリとリオは和解してると運営は言ってるけど、ヒマリの「浄化槽の水」あたりは消えず、ヒマリがリオの悪口を言うムーブは変わらないと思う。

 

 

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その2

その1〜その3を読み直したのですが、怒りに任せて書いた部分も多く、読みにくい内容になっています。シナリオ、特殊作戦、アートワークスを見てから、それぞれ新しく書いている関係で、後付も多く連続性がありません。

 そこで、内容の要旨をまとめ、私の主張をはっきりさせるために簡単ですがまとめておきます。その1〜その3を読まれた方はかぶる内容も多いので特に読む必要はありません。

 もし、初めての方はその0の下記事から読んでいただけると幸いです。

fclbr.hatenablog.com

 

 

 

 

その1の続きです。

その1を投稿したところ、様々なご感想やご意見頂戴しました。

 その中で、「モモイ負傷後2日の間に調査するのは困難、リオとの話し合いの中で有効な反論ができなかったのは当然では?」というご意見をいただきました。

 私は「それ以降もアリスに関して調査を行っている様子がないので、そもそも調査をするつもりがないのでは?」と思っていたのですが、今回のイベント、特殊作戦デカグラマトンを読んでいる内に考えを改めたのでここに書きます。

 また、関連して各人の行動を再考察しています。

 加えて、横領についてもちょっと考察を深めたので下に書きました。

 (その1に関しまし、他にも追記したところが多々あります。正直読みにくくなってるので後々、整理します)

 その1について

fclbr.hatenablog.com

 まだまだ書き足りないのでその3も作る予定です→ここにその3のリンクを貼る

 

1 特殊作戦でわかったこと

1-1 時系列について

 話に入る前に時系列を整理します。

A パヴァーヌ編 第1章アリス実装(21/3/25~)

B 特殊作戦01~02(21/11/9~),03~04(22/6/8~),05~07(22/7/6~),

C 08~12 ヒマリ実装(22/11/16~) エイミ実装(22/11/26~)

D パヴァーヌ編 第2章前半(22/11/23~)第2章後半(22/12/7~) 

E 最終編(23/1/22~4/22) トキ実装(23/2/23)

D 特殊作戦13~16

 さて、特殊作戦では明確に「特異現象捜査部」として活動しており、デカグラマトンについての調査を先生と一緒に行うことになります。

 ちょっと言い訳になってしまうのですが、自分もその1の考察を行うに当たり、イベントやストーリーは見ていたのですが、特殊作戦はwikiでもイベントやストーリーとは別項のため見落としていました。

 完全にこちらの確認不足です。申し訳ありません。

 では、改めて特殊作戦を読んでみると「アリスはこの事態と無関係」という言葉が出てきます。最初は「なぜデカグラマトンの調査なのに(リオからの依頼もデカグラマトン関係ですし)なぜアリスが出てくるのか???」だったのですが、特殊作戦がアリスに関する調査も兼ねていると考えるとすんなり腑に落ちました。

 おそらく、アリスの正体を探るうちに、偶然にも時期を近くしてデカグラマトンがAIをホドとして乗っ取る事件が発生し、リオとヒマリ双方が「もしかしてアリスの正体はデカグラマトンに関連しているのでは?」と思い、わざわざ特異現象捜査部を設立したのかと思われます。

 ただ、一応補足しておきますと、特殊作戦=アリスの調査ではありません。「今の任務と関係ありませんし」とヒマリ自身も言っています。ただ、本当に何も関係なければ、わざわざ、「アリスとは関係がない」とコメントしないはずです。

「今の任務と関係ありませんし」

 おそらく、アリスの正体が「オーパーツに関連する古代の遺物」なのか、「デカグラマトンに由来するもの」なのか、それぞれ別の調査があったかと思われます。

すなわち

A アリス発見→調月リオと明星ヒマリは、まず「鏡」を利用してC&Cとの戦闘を行わせて調査を行う。

B 調月リオはAやデカグラマトンの事件を踏まえて、明星ヒマリを特異現象捜査部の部長に任命。明星ヒマリは先生とエイミと共に調査を行う。

C 調査の結果、デカグラマトン関連においては「アリスはこの事態と無関係」「リオとの長かった論争も、一つ終止符が打たれそう」「ビッグシスターに報告する必要はない」と結論づける


D そして、Cを踏まえてリオとアリスの正体を議論するも対立、ヒマリの拘束

  機械との接触、モモイ負傷、先生との対面・・・と、その1の考察に続く

といった流れがストーリーと特殊作戦を含めた大まかな流れになるはずです。

 以上の時系列を踏まえると、「2章に入った途端に(今まで名前だけで顔も出なかった)2人が突然ケンカし始めたのではなく、その前に(特殊作戦は1年程と)長い議論があった」「先生はストーリーでは調査していないように思えるが、アリス調査している(?)」「調月リオは誰も頼らなかったわけではなく、むしろ調査を依頼するぐらいには協力してる」など、疑問が解消されます。

 ただ、「デカグラマトンとは別の調査があった」は完全に私の推測なので、横領以外の記述はちょっと不安定なものになります。だって、オーパーツからのアプローチは全く描写されてないので。ただ、調査がないと突然アリスのことを喋りだす、ヒマリのセリフがかなり浮きますので、調査があった体で話を進めます。

 もし、ただ単に雑に伏線貼りたかっただけとか、何も考えてないよだったらごめんなさい。

では、コレを踏まえて考察に入ります。

1-2 ヒマリはなぜアリスを可愛い後輩と言ったか

 コレはもう明確に言えます。「デカグラマトンについての調査を行い、アリスとは無関係とわかり、無害だと判断したから」コレが答えかと思います。

 では、実際この判断が正しいかというと、半分正解で半分不正解です。

 「危険なAとアリスは関係ない」ここまでは良いかと思います。

 (厳密に言えば、オーパーツ関連で接点はありますが、デカグラマトン及びその意志を継ぐ者たちの影響は受けていないので正しい)

 「だからアリスは安全」は論理が繋がっていません。現実では「危険なBとは関係がある」が正解だったわけです。

 すなわち、「デカグラマトンとは関係ないが、オーパーツとは関係があった」。これで良いかと思います

1-3 リオは第三者を頼らなかったの?

 コレもこのイベントを見れば第三者に頼ってるのがわかります。少なくとも、敵対関係にあるヒマリにお願いをして、調査をしていますし、先生も「リオはヒマリやエイミに依頼をしている」と認識しても良さそうです。

1-4 先生はアリスについて調査をしてない?

 ちょっと、ここについては判断し難いです。一応受け身ながらも「デカグラマトンとアリスは無関係である」ということ事態は認識できていそうです。(ヒマリの結論を聞いているわけですし)

 ただ、「先生から調査を行ったわけではない(全部、特異現象捜査部からの要請)」「純粋にストーリーを読むとデカグラマトンの調査だけのように見える」「そもそも、「ヒマリだけがアリスと関連がないように考えている」ように見える(エイミは?マークを出してるし、先生はスルーしているように思える)」ので、積極的にアリスの調査をしていないのは確かだと思います。

 

上の項をもとに、各人の行動について考察を行います。

2 各人の考察

2-1 ヒマリについて

 その1では「なんで可愛い後輩扱いするのかが分からない」と指摘を重ねていましたが、今回の特殊作戦を見て行動の理由は理解できました。(ちょっと結論は誤ってましたが)

 ただ、ちょっと理解ができないのが、あまり情報共有したがらないことです。

報告する必要はありません。(なんで?

 好意的に読み取れば、「安易に当初の脅威(デカグラマトン)が消えたと伝えてしまうと、デカグラマトン以外の預言者たちの脅威は残っているのに、誤った安心感を与えてしまい、調月リオのためにはならないから」と読み取れるのですが、別に全部報告すればよいのでは・・・?とも思います。

 むしろ、「調月リオに依頼されて調査を受けているのに(電気代なんかもリオ宛の請求ですし)、情報を勝手に取捨選択するのは勝手のように思える」「むしろ、ここで全てを報告すれば、調月リオからも「アリスと関係ないことはわかったけど、別の脅威との可能性も捨てきれないわね」と指摘を受けれる可能性もあった」「他者との情報共有しないことをリオは後々責められることを考えると、バランスを書いてるように思える」などと思いました。

 あと、「いまのはお気になさらず、いつか説明しますので」とか「この話は、また次の機会に」とか、このイベントで出てくるのですが出ましたっけ?

 私の見逃しならいいのですが、もしなければヒマリの情報共有ミスポイントに入れても良いかと思います。

「この話は、また次の機会に」の次はいつなのか

2-2 リオについて

 その1の考察では、「調月リオが他者を頼ったかどうか」は触れていませんでした。ですが、今回の特殊作戦を経て考察すると、「少なくともエイミやヒマリとは協力関係にあるし、先生も(事情を知らないとは言え)協力している」「よくよく考えれば、C&Cもリオの命令で、機械の排除などは手伝っている」のだから、言うほど他人を頼っていないわけではない、ような気がします。

 ただ、「セミナーや先生に共有してないにのはダメじゃない?」と言うのはたしかにそうなのですが、「アリスの正体が終焉もたらすものと考えていて、破壊も視野に入れている」と共有して協力が得られたかは、ちょっと考えると難しいかな?と思います。もちろん、薄くても相談するのが筋とは思いますが・・・。(ここは調月リオのミスに追加しても良さそうではあります)
 ですが、リオを擁護する視点で言えば、時系列から考えても(まだ先生の実績が積み重なっていない2章目ですからね)、先生は調月リオに会う前に「侵入禁止区域に入って、謎のアンドロイド拾ってくる」「アリスの学籍偽装も無申告」「そもそも先生って何者?」と言うのは事実で、だから警戒して相談しないのは擁護できそうです。

 

 ちょっと、思ったのですが、私達はプレイヤーなので先生は生徒の味方と理解できますが、先生も黒服たちと同じくらい胡散臭い存在ではあります。

 実際、行方不明の生徒会長代理で着任していますが、その根拠は他校には示されてるものではないし、リスク回避思考のリオが不確定要素を増やしたくなかったという視点では擁護ができます。むしろ、生徒会関係者が禁止区域から危険性のあるもの(ウタハが気づく程度には戦闘用アンドロイドであることは明確)を運び入れているのは、ミレニアムに連邦生徒会が介入するためにマッチポンプを行っているように見えます。

 シナリオでも1章は黒服の甘言と脅迫に乗せられてホシノはあんな事態になってるわけですし。カイザーや金貸しの件も考えると、あの世界で「大人に頼れ!」という指摘自体が真っ当かどうか怪しくなってきませんかね?

 セミナーに相談しないのは「彼女たちを巻き込みたくなかった」とか擁護はできますし、実際、ユウカはアリスに友好的な姿勢を示していますし、彼女に手伝ってということ自体が酷なことです。
 セミナーに報告なしはミスに含めても良いとは思います。話し合ったら調査を手伝う展開ぐらいにはなるかもしれません。先生の件は、「先生はその時点で相談に値する存在か?」で評価が分かれそうです。

 

2-3 先生について

 記事初めにも書いたのですが、その1では「モモイ負傷後2日の間に調査するのは困難、リオとの話し合いの中で有効な反論ができなかったのは当然では?」という指摘に対して、「それ以降もアリスに関して調査を行っている様子がないので、そもそも調査をするつもりがないのでは?」と考えていたのですが、実際は特殊作戦を通じて調査をしていることがわかりました。

 これを踏まえると「先生は調査を(間接的にとは言えるが)していた」と言えそうです。ですが、そうするとリオとの対面で妙に歯切れの悪い対応が気になり始めます。

 調査をしていたのだから「デカグラマトンの調査をする中でアリスは関係のないことがわかった。だから危険性はない」とか反論すればよいはずです。

 どちらにせよ「調査をしているなら、それを持って反論すれば良いし、結果としてアリスの危険性を見誤っていたことを釈明してもよいはず」「もし、調査をしていないのなら、「連邦生徒会が出入りを禁止した地区」といったヒントはたくさんあるのだから、何も調査を行わない事自体が不作為ではないか?」といった疑問は残ります。

 ここでは、調査をしていたということで話を進めます。

 さて、調査をしていたのならそれを持って反論すれば良いのに、なぜ反論しないのかという疑問が生じます。好意的に見るなら「自分の調査の結果が間違っており、誤った結論を話すと調月リオに混乱と誤解を招くから」と言えそうです。

 上で指摘したことと重なるのですが、ここで「自分はヒマリと調査を行っており、デカグラマトンと無関係であることからアリスを信頼した。ただ、予想外にも暴走してしまったが、調査を続ければ破壊以外の方法もあるはず!」と主張すれば、調月リオにも「先生が善性から行動していること」や「先生は(リオから見ると)怪しげな行動を取っている理由」が分かり、調月リオが「大人である先生に頼る」という可能性も十分あったわけです。

 そう考えると、先生に対しても「自分の考えを、第三者(リオも含めた生徒側)に情報開示してほしいな〜」とか「せっかく生徒会権限持ってるんだし、踏み込んで調査してあげてほしいな〜」とか思います。

 もちろん、2日間の間に調査をすることは難しいとは思います。ですが、せめて終わったあとに、調査をして「リオの言う事にも一利あったな〜」ぐらいのエピソードを挟んでほしかったですね・・・。今のままだと、「なんでリオがあんなにアリスを危険視した理由」とか「アリスの調査を(再度暴走しないためにも)先生独自で調査するシーン」がないので、リオ失踪後はアリス関連が投げっぱなしのように見えてしまいます。

 事実としてユウカたちは事情も知らないまま最終編まで行くことになります。

 せめて、生徒会権限で廃墟とはなにか?ぐらい世界観説明も兼ねてプレイヤーにすればよかったんじゃないかなぁ・・・とは思います。最悪、調べたけどよくわかりませんでしたでも、調べたという姿勢は見せれるので。

3  横領について

3-1 リオの横領について

 今回の本筋とは外れるのですが、特殊作戦で明星ヒマリが「電気代が調月リオ宛に請求される」と言及されるシーンがありました。

リオ宛とヒマリが言及している

 このお金、横領したお金から出てると思うのですがどうでしょうか?

 そもそも、特異現象捜査部は他の部と違って、部員数は満たしておらず、活動報告セミナーには出してないと考えられます。もし、活動報告を行っているとなると、ユウカやノアがアリスの正体や方舟関連で無知であることに無理があります。また、部活動報告や進捗を監督していたユウカや記憶力に長けたノアが見逃すことも考えづらいです。加えて、ヴェリタスはセミナーの情報秘匿に対して反対する組織ですので、そんな条件を満たしていない部への支出認めるとは思えません。
 単純に考えるのなら、調月リオによって設立されたのだから、特異現象捜査部の活動資金はリオが支出していると考えて良さそうです。ところで、特異現象捜査部以外にもリオはエリドゥの建設などを行っていました。

 エリドゥの建設は横領したお金で行い、特異現象捜査部の活動資金だけきれいなお金で支援したというのは、ちょっと無理がありませんか?

 横領した活動資金を使っていること自体は問題なく、依頼されて活動してるだけで、その元手まで責任を負う必要はないから・・・と言いたいところですが、ヴェリタス所属の明星ヒマリだけは、その不正を指摘する立場にある以上、「横領について黙認していた」「横領に気づけない監視役」のどちらかは背負わないといけないように思えます。

4 結論

 1から3までを踏まえて考えると、特殊作戦を前提にしてシナリオが進んでいることがわかりました。各人の行動も合理的であるが、落ち度がないわけではなく、むしろ調月リオだけに責任を負わすことは不合理のように思えます。

 各人が情報共有をもっと行えばもっとより良くなったことを示すことができたので、これをもって調月リオへの悪評が少しでも収まれば幸いです。

 その3ではいい加減ヒマリのことを書きます。あと、トキについても書きたいです。

5 その他

①シナリオについて

 考えてみると横領の指摘は、C&Cとユウカがしてるだけだから、勘違いでした!で消さない??エリドゥとか特異現象操作部の活動資金は、調月リオが各務チヒロみたいに企業の難題解決したりしてお金稼いだりとか、懸賞金問題を解いたとかのほうが良くない???
 そのほうが、調月リオが明星ヒマリと対になるぐらい有能だったよ!ていうエピソードにもなるし、せっかく自己紹介で千年難題について触れてるので、そういうふうに補完すればいいんじゃないかなぁ・・・。

 そうすれば過去の掘り下げにもなりますよね? 私財を持ち出してエリドゥ作ってたことにすれば、調月リオの自己犠牲的な献身が表現されてヘイトも収まるし、明星ヒマリの横領黙認疑惑も消えるし、セミナーにも戻りやすくなるしいい事だらけじゃん!!と思うんですがどうでしょうか? 

②システムについて

 特殊作戦も恒常イベントに入れません?あと、特殊作戦を初めて読むときに、シナリオ読んでねの警告だしませんか?

 そうしないと、「失踪したリオに報告するエイミ」「なぜアリスがでてくるの?」「トキの存在自体がネタバレ」といろいろ疑問が出てくると思います。

 

その3に続く

 

fclbr.hatenablog.com

 

 

ブルアカ考察 調月リオは救われるか 明星ヒマリは謝れるか その1

 その1〜その3を読み直したのですが、怒りに任せて書いた部分も多く、読みにくい内容になっています。シナリオ、特殊作戦、アートワークスを見てから、それぞれ新しく書いている関係で、後付も多く連続性がありません。

 そこで、内容の要旨をまとめ、私の主張をはっきりさせるために簡単ですがまとめておきます。その1〜その3を読まれた方はかぶる内容も多いので特に読む必要はありません。

 もし、初めての方はその0から読んでいただけると幸いです。

下記事がその0になります。

fclbr.hatenablog.com

 

 リオ実装される前に先上げします

 時計じかけの花のパヴァーヌに付いての記事です。

 本来ならここのブログは、4ヶ月目のブルアカ攻略日記が出てくるはずですが、どうしても書きたいことが出てきてしまったのでここに書かせてもらいます。

※10月から書いた関係上、ストーリ更新分は考慮していません。

※できる限りイベントは見たつもりですが、今年4ヶ月ほどしかプレイしていない関係上、考慮してない部分があるかも知れません。

 長くなったので前半だけ上げます

その2を公開しました。

fclbr.hatenablog.com

 

fclbr.hatenablog.com

2024/1/7にその1の記事全体を添削しました。怒りに任せて書いた部分も多かったので、読みにくい部分や伝わりにくい部分を直しました。

 

 

0 はじめに

 書いた理由と私の立場

 真面目にやってるやつがバカ見るのっていやなんですよね。誰も気づいていない問題、もしくは、わかっていても誰も手を付けたがらないような問題に、自ら取り組んでいる奴が、いざ問題が発生したときに結果だけをもって非難されるの嫌いなんですよ。それを許すと、知らないふりするのが最適解になりますからね。


 今回、シナリオ読んでて、リオが周りの生徒からの理解、あと大人の立場からも理解されないなんて言うのはキツすぎたんですよね。ただ、私がSNSで毒を吐いてもアンチと変わらんし、一番重要なリオの名誉回復はなされないし、いいことないんだよね。
 あと、このまま名誉回復されないと、リオもそうだけどヒマリやトキ周りの解釈違いの作品が増えそうで嫌なんだわ。もろもろのわだかまりが未消化のまま先生にデレるリオとか私は嫌だぞ。
 なので、どうにか気持ちを整理して、シナリオの偏りを指摘して、リオを弁護して、リオの早期復活を望む文章を書きました。
 文章が長くなったので前半に、リオについて、後半にトキとヒマリについて書きました。
 先生方のうち一人でも、彼女たちの認識が変われば幸いです。

 

※ストーリーのネタバレがあります

※先生に対して辛辣な部分があります。

※毒を吐いてる部分も多々あるので苦手な方はこの時点で戻っていただきたいです

 

1 読んで疑問に思ったこと

1 誰もがアリスの味方という不気味さ

 今回悪役になったリオ、一番揉めるのがアリス破壊の提案かと思います。実際、私達視点でいうとアリスは仲間ということで話が進みます。実際、仲間に編成できますし、この時点で仲間にしている先生も多いでしょう。ただ、ストーリー上に置いては、リオが指摘するように「王女」の面も正しくあります。

 よくある敵なのか味方なのか!というやつです。鬼滅の刃で言うところの「「鬼だけど人を襲わない妹」を信用できるかどうか」と言うやつです。

「鬼だから殺して良い!」vs「鬼なんかじゃない妹なんだ!」

 なので、普通なら「そんなヤツ信用できるか!今すぐ追い出せ!」みたいなエピソードが入るのですが、何故かこのシナリオでは、発生しません。

 一番真相に近いヒマリはなぜか「可愛い後輩」と判定しています。ちなみに、なんで無害判定したかは謎です。むしろ、無害判定したあとにモモイ負傷エピソードが挟まれるせいで、ヒマリの判定が誤っている疑惑さえでます。

 また、他の生徒も、モモイ負傷後も信用したままです。上の例でいうと、「鬼になった妹が実際に人を襲ったので、妹が連れ去られた」に相当するシーンです。誰か一人ぐらいは、「リオ会長の言う通りなのかな・・・」とか思ってほしいです。せめて、名無しのモブと仲良いエピソード入れたのだから、モブ役に言わせるくらいはあっても良いと思います。

 ミレニアムが秀才ばかりという設定もあるせいで、誰も合理的推論を働かせていないのはかなり違和感があります。せめてウタハあたりはアリスがロボット言う事に気づいているので、内心でも良いからリオ会長を擁護してほしかったです。

ロボが生徒なのはセーフなのか・・・(新たな疑問)

 ちょっと考えると、リオが任命した特異現象捜査部のエイミなら擁護してくれそうです。合理的な考え方の彼女なら味方にはなってくれそうです。ですが、脚本上扱いづらかったのかヒマリ救出に向かっています。見解も出てきません。

 1/7追記

 ここで主張したかったのは、主題にある通り、「誰もアリスを疑わない不気味さ」です。例えば、アリスの暴走を知り、ユウカが「そういえば、入部の問答も不自然だし、急に入部希望者が出るのも変だったわね」、エンジニア部が「レールガンの時に推察したとおり、戦闘用の機体なのでは?」、ヴェリタスが「アリスの不正入学作ったけど、どうしてなんだろう?」、また「合理的な会長がこんな強引に事を進めるなんて、なにか事情があるんだろうか?」といった疑念を、誰も想起しないことにあります。アリスの不自然なところを思い出し、疑念を想起する→でもアリスは大切な仲間→助けに行く!となるところが省略されていて、誰も合理的推論を働かせないのが不自然に見えました。
追記終わり

2 先生もアリスの味方でいいのか

 
 上と重なりますが、先生もなぜかアリスの味方ということで話が進みます。生徒については、生徒なので間違いを犯すこともある、そもそも生徒は完全でもないで擁護できます。

 しかし、先生に関しては、擁護しがたい点があります。

 それは、先生はアリスを廃墟から連れてきていることや暴走するアリス、負傷するモモイをしっかりと見ていることです。また、廃墟関連では「資格」を有さないと開けない場所に入る、KEYをゲーム端末に入れるといったことを知っています。

 なので、アリスに関して、先生こそ疑惑の目を向けるべきではと思います。何をもって、無害判定しているのでしょうか。

 メタ的なことを言えば、生徒が生徒に嫌疑をかけるというのは、ヘイトがたまりますし、キャラゲー的にも避けたいというのはわかります。ならば、先生がその役すれば丸く収まったのではないでしょうか。

「全員がアリスの味方、だけど、先生だけがアリスに疑惑の目を向ける」なら、生徒がヘイトを受けることありませんし、リオに集中するヘイトも分散されます。

3 先生が先生してない


 アリスを回収するシーンでは、読んでいて正直リオに理があるなと思いました。

私も読んでいて思いました

 あの場面で「次、暴走したら先生が全責任とる」「生徒会と組んで調査中」「ヘイローを破壊する以外の方法がある」などの言葉があれば、リオが性急に結論を求めたと、リオに責任を追わせても良いのですが、そうではありません。むしろ、先生はあまり頼りになる返事はしていません。


 「リオが遮るばかりで聞く耳を持たなかった」という意見も多くありますが、実際、リオから意見を求められていたらどう答えるつもりだったのでしょうか?

 

 ストーリーを見るかぎり、調査中だとは考えづらいです。ヒマリに会いに行った形跡もありませんし、後々、生徒会とそれらしい会話がありません。また、黒服の語りで廃墟関連の情報が出ていますが、先生から調査したわけではありません。むしろ調査が禁止されていると情報が出ているせいで、先生が動かなきゃならないのに動いてないように見えてしまいます。

 また、破壊以外の選択肢を持っていたかというとそれも怪しいです。選択肢があるならば、奪還中に話していいですし、ほかに解決策を持ちうるヒマリとは会っていません。

 全責任をとるという言葉は出てくる気がしますが、そうするとなぜ言えなかったのかの問題が出てきます。

 結局、出てきたとしても「それでもアリスを信じるよ」程度の言葉にとどまる気がします(ここは妄想です)。

 
 「先生はオーパーツも含めて真相を知っているが、生徒の手前話せなかった説」もあったのですが機械と接触、暴走の場面に立ち会っているので、却下しています。知っているなら、そもそも機会と接触させないでしょう。

 個人的には、先生を立ち会わせなかったほうが良かったのではと思います。

 「モモイ負傷後、大ごとにならないようにシャーレに運び入れた後。先生は独自に調査をしていて、手がかりをつかんで戻ってくると、アリスが連れ去られてしまった」のほうが先生の株を下げませんし、本来の「何もわかっていないけど助けに行く」の流れよりかは自然な形になるかと思います。
 

 創作については素人なのですけど、リオが先生を詰めるシーン、プレイヤーに選択肢を押させる必要性あるのですか?先生のスッキリしない返答を見続けるのは苦痛でした。リオにヘイトを向けさせたいというなら、先生を挟む意味が薄いように感じます。

 

リオにヘイトが向くよりも先生にヘイトが向くよ

4 リオへのフォローがない


 まず前提として、リオも生徒です。また、悪役として処理するには動機が納得できる、私利私欲で動いていない。リオ自身が自分の犠牲をためらわない。嫌われることを恐れない。どちらかというと大人としての責任を取っているように思えます。もし、間違っていても更生の機会を与えるべきだし、フォローするのが先生の仕事かと思います。

 

悪役・・・???

 そのため、悪役として恨むよりも先に、先生が責任をとれない申し訳なさが先行しました。
 また、エリドゥからミレニアムに戻っているのはほぼ確実なので、フォローできる時間は存在しています。もっと言えば、セミナーで書き置きを残して出ていくシーンが有ることから、それなりの時間があることがわかります。

フォローする時間的余裕はありそう

 なので、先生が何かしらリオに寄り添うなり、フォローを入れるなりするべきかと思います。「アリスを脅威と見るのも仕方ないよね」とか、「ミレニアムのみんなが心配なんだね」とか、リオの行動は肯定しづらくても、動機自体は肯定するなりしてフォローしてあげるほうが良かったのではと思います。

 

 12/15追記

「優しさ」の形でフォローが入っていました

コレは私の指摘ミスです。追記させていだきました。

追記終わり

 

 

5 情報共有について

(4の一部に入れていたのですが、長くなったので独立させました。)

(伏線として回収されるとして見てるなら問題ないシーンです。)

(情報共有されているという前提で書き始めています。)


 まず、ヒマリもセミナーもゲーム部も、精神世界脱出後のリオ会長が、未だにアリスを狙っているということになっています。

 方舟でのやり取りを見る限り、「アリスを狙うリオ会長」というのは共通認識になっています。

 情報共有しているという前提で考えると、「精神世界に入ってアリスがKEYを支配下に置いて皆は安心しているけど、リオ会長はまた暴走するかもしれないと考えている。だからリオ会長はアリスをまた再び狙うだろう」と皆が考えていることがわかります。

 しかし、ちょっと考えると矛盾がいくつか出てきます。

 

リオ会長が狙っているとの談

 

 まず、ちょっとこの解釈には無理があります。理由として、リオは精神世界のダイブ成功をすでに見ています。すなわち、リオ自体はもうアリスを危険視していません。なのに、セミナーが「リオがアリスを狙っている」と考えているなら、誰かがセミナーに「リオはアリスを未だに狙っている」と教えねばなりません。

 そもそも、リオ会長がアリスを未だに危険視しているなら、ヒマリたちはアリスを方舟に乗せること自体に反対するはずです。アリスは方舟にとって明確に敵です。実際、力を使ってアリスは消滅の危機に瀕しており、リオにとって都合が良い・・・都合が良い??

 

 書いておいて早くも矛盾してしまいました。

 

 リオ会長にとっては、アリスを消滅させるために方舟に乗せるのは合理的な選択ですので問題ありません。しかし、ヒマリにとっては、消滅の危険性があるのに乗せるのは合理的ではありません。なにかしら、アリスに警告しても良さそうです。

 

 じゃあ、なんでアリス消滅の危険があるのにヒマリは方舟に載せることに反対していないのでしょうか??

 いや、ここにツッコミ始めると、ゲーム部もセミナーもアリス消滅の危機の方舟に載せている意味がわかりません。
 そもそも、「アリスが力を起動すると消滅してしまうということを認識できていたのが、ヒマリとリオだけ」というのが不自然きわまりません。

 というか、方舟衝突の危機に際して「KEYにお願いしてみます」というセリフを聞いてゲーム部は「またあんなことに」とはいってもアリスの存在消滅までは予期していたとは思えません。

暴走を懸念するだけにとどまるゲーム部

ユウカには何も伝わってなさそう

アリスが無事なのに驚くのはヒマリだけ

追記 12/12

「どうして生徒会長がアリスちゃんを狙っているのか、(中略)よくわかっていない」

追記終わり

 

 最初に戻って考えてみます。

 情報共有がされていないという前提で考えたほうが自然です。

以下追記して修正12/23

 状況証拠から考えると、

 ゲーム部はKEY(アリスを暴走させたやつ)が支配下に入ったからいなくなったから安心と考えている。リオ会長が狙った理由は暴走したアリスを回収するため。

 セミナー・エンジニア部・ヴェリタスは、アリスの正体も知らないし、リオが狙った本当の理由も知らされてない。

エンジニア部とヴェリタスについて

 エンジニア部とヴェリタスは、KEYがあるかどうか知りたいけど、分からない。

 ヒマリと先生は全部知っているけど、情報共有はしてない。アリス関連が解決していないと知っている。

追記終わり

 

 そうすると、リオ会長に対して言った言葉のありがたみが薄れてしまいます。

先生とヒマリで抱え込むのはセーフなんか・・・??

 リオは「一人で全てを判断して結論づけた」と叱責されるのに、先生とヒマリは、アリス関連を周りに黙って処理していたわけです。

 もちろん、相談せずに物事が解決しているのならセーフと言う考え方もできます。

 しかし、実際にはアリスの秘密を二人で抱え込んでいるうちに、アリス消失の危機を迎えてしまっています。 KEYが身代わりにならず、アリスが消えたら、先生とヒマリはセミナーやゲーム部に何と言うつもりだったのでしょうか。

 「アリス本人が自身の消滅を認識していて、それでも消滅と引き換えにみんなを守りたいからセーフ」というのなら、アリス自身が自分を魔王と認識して、自身を「破壊」するためにエリドゥに行くのはセーフになりませんか?

 あれはリオが叱責したからだめ?

 なら、アリスがゲーム部にもアリス自身の消滅の危機を話さずに身代わりになる選択は間違いになりませんか??

 また、詳しくはヒマリの考察に譲りますが、ヒマリがヴェタリスとの情報共有がされていないがために、アリス暴走、モモイ負傷、部室崩壊となっていることを考えると、謎が深まります。

 ここについては謎です。次のシナリオで、リオと対比させる形で、ヒマリと先生の事情パートがあるなら伏線ですが、どうでしょうか?

12/12

 「そもそも全員アリスの危機に気づいていない」との説もあるのではと(別所の)指摘を受ける中で思いついたのですが、その説を取ると、「1章使ってアリス破壊の是非が描かれてるのに、その真偽を一切検討していない」と言うことになります。

 

 リオからはオーパーツであることや「不可解な軍隊」の指揮官であることが示されていますし、

 KEY起動後では、方舟である旨は認識できます。

 騒動後に、一切調査がアリス関連で進まなくとも、アリスがオーパーツ関連であることは理解できているはず。先生も方舟起動にはリスクがあることは理解しているのだから、アリスが乗ることで方舟同士が干渉するなどの予見はできたのでは??

 また、同じくヒマリもリオの見解を聞いている以上、予見可能かと思われます。

 指摘しておきたいのが、「KEYが消えたのかどうかわからない、その存在について正体も掴めてない」のに、方舟に乗せるのはOKというのが全体的に変です。

  

 もちろん、そこまで考えが至らなかったと言われればそれまでですが、それだと、予見できていたリオが責められるのが理不尽のように感じます

追記終わり

6 ヒマリは何をもって解決するつもりだったのか


 1でも触れましたが、このシナリオでは、「リオの行動が最善ではないよね」という形で進みます。また、最終章でも「安易な解」といったように、フォロー(?)が入ります。ただ、そのためにはもっと良い選択肢があった言うことを示す必要があります。

 では、実際の選択はどうだったかというと、「精神世界に行って、アリスを説得してKEYを支配下に置く」が結末でした。ただ、この結末を出されて、「リオの行動が最善ではないよね」と言われてもあまり同意はできません。

 一つ目に、作中でも語られた通り精神世界にダイブ自体がリスクのあるものとして扱われています。(リオが止めるぐらいにはリスクがあります)
 二つ目に、またダイブした先でもアリスの説得を行わなければなりません。
 三つ目に、KEYが敵対状況の中で行われるというリスクがあります。

 四つ目に、ヒマリ自体が問題は解決していないと発言しています。


 以上のことを勘案すると、「たまたま成功しただけで最善の選択肢として出されると疑問符が付く」が正直な感想でした。

 

危険性については以上の通り

 この一人を救うために他の人を危険にさらしてよいか?というのは普遍的なテーマです。敵地に残されたたった一人の友軍を救うため部隊を派遣するかどうか等、創作でもよく見られるものです。

 ですが、片方の選択肢だけが正しいように言われるという展開は少し疑問符が付きます。せめてヒマリから「こんな危ない手段はこれっきりです」とか最善の選択肢ではないことに言及してほしかったです。


 また、「ヒマリは精神世界ダイブを100%成功すると確信しており、実際成功しているのだから最善の選択肢である」という意見もあるのですが、それならば、なぜリオにその提案をしていないのかが大いに謎です。また、結果から見れば問題が解決していないそうなので、その説は薄いと思います。

問題は解決していない様子

 

 そもそも、先生とゲーム部が断るという可能性があります。もちろん、そんなことはあり得ないにしろ、途中で負傷して先生とゲーム部が来られないという可能性は高かったかのように思えますし、道中負傷のまま来たら、アリスは再び心を閉ざしてしまうのでは?と思います。

 

 アリスの人間性がストッパーになると思っていた説もあります。

 アリスの人間的成長を見たヒマリは人間性がストッパーになると考えていた。だから、差し迫った脅威なんかじゃなくて「可愛い後輩」と表現した。しかし、ヒマリもリオも予想できなかった機械との接触で、被害が想像よりも早く出てしまった。この方が、納得もいきます。ただ、この説をとるとヒマリは予想を外して、リオのほうが現実的に物事を考えていたということになります。

 メタ的なことを言うと、シナリオでは採用しづらそうです。

 

 後々、指摘するのですが、方舟の時点で、KEYの存在に対処できてないことから考えると、そもそも、対処法があったかが怪しいです。もしかしたら、その時は対処法が思い浮かんでいたが、実際は取ることができないような対処法だった可能性もあります。例えば、一度も暴走していない場合のみ成功する解決策など。

 いや、これからのシナリオが、ヒマリの全知といえどもミスはあるという方向に切り替わるなら、これでもいいのですが。

 

2 調月リオの名誉回復について

 

 1では疑問点と矛盾解消の想像を述べました。

 次の項ではリオを弁護します。弁護なので、減刑を求める、リオにとって好意的な解釈をする文章があります。

 また、リオとヒマリはゲーム部を利用して、生徒会権限がないとは入れない廃墟に侵入させ、アリスを回収させているというのを指摘しておきます。すなわち、ゲーム部の先生連絡から、アリス回収、鏡奪還、C&C戦闘までが、ヒマリとリオのシナリオ通りという前提で書きます。全部ヒマリとリオの手のひらの上という前提で書きます。

 

note.com


 ここの指摘についてはこのNOTEの考察を受けて追記しまた。状況証拠から考えると正しいように思えます。

 

 1 リオの横領について 

 リオの横領は、明確な犯罪行為ですが弁護します。
 指摘しておきたいのは、ヒマリはエリドゥについて決裂前に暗に言及しており、その存在を認識していることがわかります。認識していることは当然のことで、そもそもヴェリタスはセミナーの権力集中を警戒して作られた、いわば権力の監視機関です。

 エリドゥはユウカ曰く横領されたお金も使われて建設されているのではと推察しています。セミナーでのコユキの騒動、そしてあの巨大なエリドゥの建設、どちらも把握していたヒマリが、建設費がどこから出てきているのか気づいていないとは考えづらく、共同戦線を張る関係上ある程度は横領を黙認していたのではと推察ができます。

 また、前述の通り私利私欲に使ったわけでもなく、終焉に備えるという目的で行われたものです。また、エリドゥは実際に終焉の際には、避難施設になるなど、ミレニアムひいては世界のために役に立っています。

 
 量刑について弁護します。
 横領についてはコユキが同じことをして反省部屋送りになっています。コユキセミナーを破産させるレベルの横領でも反省部屋で済んでいるので、寛大な処置を望みます。というか、コユキは反省部屋で済むんですね・・・。

 

 2 アリス破壊について

 これも殺人未遂なのですが、弁護します。
 アリスは説得によって自ら破壊を望んだとか理由は上げられるのですが、さすがに無理筋なので擁護しません。一応、アリスは人じゃない!で弁護もできますが、リオはアリス破壊の選択を「トロッコ問題」に例えてることから、人扱いにしているという前提でお話を進めます。
 動機については、擁護の余地があります。

 まず、アリスの危険性について述べます。実際に負傷事件は起こっています。なので、必要性があります。また、アリス自身も自分をコントロールできないかもと閉じこもっていました。なので、緊急性もあります。
 問題は、そのほかの選択肢はなかったのかについてです。一応、弁護する立場なのでほかの手段にも問題ありと主張します。
 まず、精神世界ダイブ自体がかなり危険性を伴います。また、ダイブ後も問題は解決していないと話している通り、結局は不安の種が付きまといます。また、方舟に乗るまでに不安要素のKEYを取り除けていないことから、ほかの手段もなかったのではないかと主張しておきます。

 また、何かしらの形で拘束するというのも、アリスのスペックを考えると難しいと思います。というか、戦闘用に作られたアリスを抑え込むのかなり無理があるように思えます。

 

 量刑についてです。
 比較するとすれば、ヘイローを破壊する爆弾を持ってセイアを襲撃したアズサでしょうか。ただ、彼女のケースは説得されて破壊をやめているのであまり参考にならなさそうです。
(少し本題とは逸れてしまうのですが、破壊をやめていたのに入院していたこと、そのあとも体調不良が続いていたこと、アズサの性格的に、確実に爆弾を使うために銃撃やトラップを用いてはいそうなことを考えると、何もしていないとは思えないのですがどうなんですかね?)

 
 また、ほかのケースを考えると、アズサがサオリにヘイローを破壊する爆弾使ったケースがあります。サオリとアリスを比較すると、現実に起きた被害ではサオリのほうが大きく、将来予見できる被害はアリスのほうが大きいといえます。なので、アズサの量刑を参考に・・・と思いましたが、彼女は特段何も処罰を受けていません。スパイ行為は途中まで行っていたので何かしらあっても良さそうですがないんですね・・・。

 
 アズサが無罪放免になっているように、動機が被害拡大を防ぐためだったことをもって減刑してほしいです。

3 リオは救われるか

 さて、その次は、リオ会長が救われるかについて書きます。

 最終章では、アリスとの和解、トキ救出の安易な解を通して第三選択肢の大切さを強調、オイディプス王の逸話を通してヒマリとのわだかまりが少しだけ解けました。(ということになっています)

 

追記

 「リオとヒマリの仲の犬猿の仲も、アリスの仲裁によって和解することができた」とのキャプチャーがTLで見かけたのですが、おそらくグローバル版の方での発言かと思いますので元ネタが探せません。誰か知ってたら教えてください。

追記2(12/6)

動画について教えてくださる方がいたので追記します。

www.youtube.com

6:45~より

Even when RIo and Himari Had their age-old fight
Aris intervened and helped them finally reconcile

 最終的に和解してることになってますね・・・。

 ということは、次にリオとヒマリが会うイベントでは、いがみ合う様子は出てこないということですかね?

追記終わり

 

 これでリオ会長は救われているのでしょうか?

 私は、あまり救われた感じがしていません。

1 アリスとの和解

 1つ目に、アリスと和解しました。アリスはリオの意図、すなわち自分が世界の脅威であることを受け止め、リオが終焉を防ぐために尽力したことを認めます。

 

 

 では、アリスはその事実を受け入れてどうするのか。

 自分が「魔王」ではなく、世界を救う「勇者」になる。

 めちゃくちゃいい言葉ですが、有り体に言うと自爆です。ハッピーエンドになるわけ無いだろ!!!というか、リオが提案したときは止めたヒマリも少しは説得しろ!!先生も黙ってみてないで!!なにが、アリスの話を聞こうじゃい!!!と言いたくなりました。

 そもそも、KEYのことを2章のときは武力で鎮圧して、次出てくるときには、めちゃくちゃ通じ合ってるのは違和感がありますが、多分、2章→最周辺の間に時間が立っているのでしょう。・・・多分。

追記

最終編の初めの方ではめちゃくちゃ敵対してるよねこれ

追記終わり

 でもでも、時間が立っていると考えるとヒマリの情報共有していなかった謎が深まるので、プレイヤーに見えないところで仲良くなったということにしてください。

 

 シナリオ的にはいいんですよ。内部に潜り込んでいたスパイキャラが仲間扱いしてくれる味方たちに心動かされ、最後は味方として戦い、敵と相討ちになるとか有る有るですからね。

 問題なのは、前述の通りこのシーンにおいても、情報共有がされてないせいでアリス、ヒマリ、リオ、先生以外は消滅することを予期できていません。

 たまたま、KEYが消滅から守ってくれなかったらシーンが不自然にならずに繋がってますが、消滅したときが地獄です。今まで、情報共有していないヒマリと先生は説明することはないでしょうし、アリスは消滅しているので、必然的にリオが説明することになります。やだなぁそれ、部室で説明したけど理解されないシーンの再来です。

 むしろ、ミドリの精神がやばそう。あのときの説明が正しく、自分が真に受けていれば、最後の言葉ぐらいかけれたという自責の念が生まれそうです。

2 第三選択肢と安易な解

 次に、第三選択肢と安易な解についてです。

 このシーンは、おそらくリオに対して、トロッコ問題のような問題であっても、第三選択肢を選ぶ重要性を示し、そんな都合の良い解、すなわち安易な解があるのだよと諭すシーンでもあります。

 ですが、そもそも最初のトロッコ問題における、第三選択肢とはなんでしょうか?アリスを破壊することでもなく、終焉を待つのでもありません。また、精神世界のダイブでは、問題が解決しているわけではないので除外されます。

 少しメタなことを言うと、マシロの絆ストーリーで言及されていた通り、第三選択肢を模索すること自体が正義であるから、リオはその姿勢を見せない事自体が悪いことであるということメッセージなのかなと思いました。

 ですが、それが許されるのは差し迫った事態がないときだけです。現実には、苦しい選択肢を手早く選ぶ必要があります。

 そもそも、Trip-Trap-Trainのイベントから察するに、生徒と生徒に意見がぶつかったときに先生は、どっちつかずの態度を取り、「選択肢を取らない」という選択をします。正直、ずるいですよね。他人がトロッコのレバーを引くまで待つだなんて。

 少なくとも、苦しい選択肢を選んだリオに先生は寄り添うべきでは?

 もちろん、リオも第三選択肢の模索という面は成長していほしいので、このメッセージを受け取って成長してほしいとは思います。ですが、合理的思考を好むリオにとってはやや酷なメッセージなのかなとも思いました。

3 オイディプス王の逸話

 リオとヒマリの相性は最悪です。(ここの最悪な関係は、ヒマリの考察で深掘りします)ですが、ヒマリの乗船拒否後において話されオイディプス王の逸話後は、乗船を許可され、なんとか協力できるようにはなっています。

 おそらく、リオの考えを否定するのではなく、「問題が解決できる能力が有るがゆえに、困難な問題を解決しようとしたリオを否定するのは、不条理」と考え乗船させたと考えられます。

 問題は、そんな事情をリオは預かり知らないことにあります。リオからすると、ひどい言葉で乗船拒否された後、なぜか呼び戻されて乗船許可されたシーンとなります。

 リオにはおそらく、ヒマリの考えが少し改まったことは伝わっていません。救いと呼ぶにはもう少し情報共有がほしいです。

 

4 失踪の理由とその後 

 二度の失踪についてふれ、リオのこれからについて述べます。

 

 正直、シナリオの都合だとしか思えないのですが、一応考察します。

 合理性がある説明があったら教えてください。


 一度目の失踪の理由について、アリスの脅威が一旦収まり危険性が低くなったこと、そして、自分が守るべきミレニアム生としてアリスを守るために、アリス破壊以外の終焉回避の方法を模索していたからと考えられます。

 理由として、方舟でのやり取りの中で、「あなたは私を許さないでしょうけど・・」と述べたことが挙げられます。
 あの謝罪の言葉は、もし、アリスを未だに脅威に思っていたら出ない言葉ですし、また、アリスもリオの意図をくみ取り仲間と言っていることからもわかります。

 
 二度目の失踪の理由については、はっきりとはわかりませんが、消去法からその理由を推察できます。

 まず、アリスを脅威たらしめるKEYが消えてることから、アリス破壊をもくろんでいる説は完全に消えます。また、ほかのミレニアム生との軋轢については、ないわけではありませんがアリスがリオを許した以上、あまり強くはなさそうです。

 シナリオ上、行き場がないので失踪させた説もありますが、考察なので一応考えます

 私は、確信を持てませんがKEY復活のために独力で動いているのではないかと考えます。KEYがアリスのお願いを聞き、勇者としてその役目を果たしなのなら、リオにとってもうKEYは守るべきミレニアム生とみなせるからです。

4 総括

 以上で、シナリオの疑問点から擁護、そして未来の予想までを述べました。

 私は、シナリオを読み、リオの評価が低く見られがちであることを不満に思い、筆を執りました。今回の考察で行ったシナリオ上の不均衡さと弁護を通じて、リオの名誉回復が進めばなによりです。

 さて、リオのみに関して述べましたが、次章では、ヒマリについて述べます。

 

 続きます

fclbr.hatenablog.com

 

5 その他

 リオに関して、上の項目に載せれなかった。もしくは分類できなかったこと。

・曲がりなりにも会長なので、選挙で選ばれてるだろうし、そうじゃなくても、会長にふさわしいとはミレニアム生から思われてるはず。マコトみたいに9割以上が無投票とか、チェリのみたいに票数操作してるわけでもなさそうだし。

・だからこそ、「科学的合理的思考を尊ぶミレニアムの生徒会長が、なぜあんな行動をしたんだろうか?」という疑問を誰も唱えず、誰も知ろうとしないというのが不自然。

・モモイ負傷の2日間どう考えても長い。なんか神秘とかに干渉してたのではと思うぐらい長い。なんで、ここでアリスに疑惑の目が行かないのかは本当に謎。

・2日間あったのに、リオがすぐ動かなかったのは、やっぱり迷いがあったんじゃない?リオも多分人間扱いしてたと思うんだけど、上の負傷の長さから破壊に傾いたんじゃねと思う

・リオと先生自体は正反対だけど、ペアになれば多分お互いの長所と短所で補い合えそうなので相性は良さそう。いつも見解の相違が発生しそうだけど。

・実装されても、安易にデレないでほしい。というか、先生は大人としてレバーを引かせてしまったことを謝って欲しい。せめて謝罪パートを入れてから実装してほしい。

・リオは険が強い美人で、スタイルが良いことを強調されるけど、一番やばいのはくびれ。他の生徒でも大人っぽさがある生徒は数多いけど、くびれのお陰で大人っぽさや体つきのメリハリがついている。

 

 

ブルアカを初めて3ヶ月が経ちました。(初心者から見た背伸び攻略とゾンビアタックについてもあるよ!)

 ブルアカを始めて3ヶ月が経ちました。

次の1ヶ月でカンストしそう

 

同人イベじゃなくて体ユウカ目当ての副産物で出たレッドウィンター達

 ユズとマキはワカモ攻略のために交換しました。

 3ヶ月目もあり、わかってきたことも多いのでまとめます。

 

1 総力戦について

 苦手にしていた総力戦ですがEXまでたどり着けたので、背伸び攻略について書いておきます。

 

ゴールドまではあと少し!なんとかなりそう!

概論

以下に簡潔に述べる

  1. 低レベルや未カンストであっても、EXは攻略できるが難しい
  2. 他の人の編成を見るとサポートキャラが十分に育っていることが大前提になる。EXコストの減少(チェリノ、正フウカ、シュン、水シロコ)
    バフ(水ホシノ、ヒマリ、アコ)
    ギミック(ココナ、体ユウカ、水シズコ)
  3. 2で上げたキャラは、EXが重要なのでスキルさえしっかりしていれば、多少のレベル差は誤魔化せれる。(EXがレベルを参照していないため)
  4. 2及び3よりアタッカーを借り、自前のサポートでバフをするのが基本になる
  5. しかし、3で削れなかった分は自前で削らなければならないので、「ボスがゾンビアタックを許すタイプか」「ゾンビアタックタイムにたどり着けるか」「ゾンビアタック中の弱めの攻撃に耐えれるか、削るだけの火力はあるか」が重要になる。

レンタルについて

以下に、ワカモにおける実例を載せる

ギミック説明

 前半はHP4、一定条件で複数回攻撃が当たると即死、ゲージが貯まると高威力の攻撃が飛んでくる。どちらもCCで解除可能。

 後半はHP6.5、ランダムのミサイル攻撃と、時間ごとにワカモが引っ込みミサイルを安置から飛ばしてくる、置物にダメージを与えることで本体とミサイルにダメージを与えれる。

 ワカモにおいて通常の攻略であれば、後半にレンタルのアタッカー(貫通であったので以下ミカに置き換える)を借りることが推奨されていた。後半のほうがHPも多いことから合理性もあり、また初心者へのアドバイスとしても散見された。

 しかしながら、弊シャーレでは前半にレンタルミカを利用した。理由を以下に述べる。

  1. 前半でCCが必須だが、実用的なCC持ちがチヒロしかいなかった。カヨコはコストが6、ツバキはCCの値が足りなかった。そのため、複数編成での攻略が難しかった。
  2. また、前半でのゾンビアタックは即死や高威力攻撃もあり不適当と判断した。
  3. そのため、前半でチヒロで凌げるうちにワカモで削り切る方向で攻略を進めた。

 

タンク、防御デバフ、攻撃バフ、CC、回復、レンタルミカをサポートする形

 前半をレンタルミカで突破したあとは、自前で削るためゾンビアタックを開始した。

ゾンビアタックについて

以下、ゾンビアタックに関して留意点を述べる

前提 

 ゾンビアタックする場合、レベル火力耐久すべてが足りない状況で突撃させる関係上、様々な配慮が必要である。

 全体的に言えることとして、模擬戦闘を活用して試行錯誤することが大切だ。実際に編成を試してみると改善点が見つかるし、ぶっつけ本番の一時間以内に終わらせるのはきつい。

レベルについて

 ブルアカのシステムの関係上、EXを回すために全員が生存することがまず第一である。そのため、できるだけレベルは推奨レベルまで上げることが望ましい。今回のワカモでは、STたちは基本的には70に揃えた。ただし、攻撃に耐えれる、かつ攻撃に参加しないならそれ以下でも良い。例えばサクラコは59であるが、攻撃に参加せず、耐えることもできたのでそのままの採用となった。SPは完全に当たらないので置物レベル1でも良い。

耐久について

 今回の場合だと、後半の開幕において、全員に弱めではあるが攻撃が平等に降ってくるシーンが有る。他のボスでも言えるがタンク以外に攻撃が飛ぶシーンはどうしてもあり、ゾンビアタックの難所とも言える。

 対策としては

「射程をバラけさせる」「同射程を組ませるなら1番目と4番目にして離す」→あるキャラと別のキャラをバラバラに狙った攻撃が重なることがあるのでその対策。

「ランダム行動、乱数を祈ってリスタを何度も繰り返す」→ウチだとモモイミドリのペアが開幕落ちるのだが、リスタを何回かすると何故か生き残ることがあった。

「タンクや堅めのキャラを前に出す」→水着ツルギは低レベルながらも堅めなので前に出して攻撃を受けてもらった。

以上のことが対策として挙げられる。

攻撃について

 ブルアカのシステムの関係上、6人全員がEXを使う必要はない。6人中2人は戦闘中一度も使わず戦闘を終えることが可能である。また(EXコストの減少等がなければ、)一つ一つの凸で使えるEXコストの総量は固定となる。そのため、1EXあたりの与えるダメージを最大化する必要がある。

 さて、ここで疑問が生じる。つまり1EXあたりのダメージを最大化するためにはどのように編成を組めばよいか?という疑問である。

 結論から言えば「計算してみないとわからない」が「基本的には4人は火力役にする必要がある」。

 少し、寄り道をして簡易的な編成を考える。

 6人の組み合わせを考えるのは難しいので、問題を簡略化して、編成は2人まで、4人のアタッカーを2つのチームに分けるとする。

 3コスト30万ダメージ、4コスト40万ダメージ、5コスト50万ダメージ、6コストダメージのアタッカーがいる。

 どのように2チームに分ければよいだろうか?

 この場合は、全て1コストあたりのダメージが同じなのでどのように分けても与えるダメージ総量は変わらない。

 しかし、上のアタッカーがそれぞれ31万、41万、51万、61万ならどうだろうか?

 例えば3コストと6コスト、4コストと5コストの2チームに分けると、どちらのチームも9コスト92万ダメージなので1コストで10.2222ダメージ。

 しかし、コレを3コストと4コスト、5コストと6コストの場合、それぞれの1コストのダメージは10.2857と10.1818なので、平均すると10.233なので43と56チームで分けたほうが強いということになる。

 また、上の結論から言えるのは1EXあたりのダメージが低い生徒は低い生徒と組ませる必要があるので、ダメージが出せる生徒を上から順番に4人編成+2人置物にするのが基本的な方針になる。

 なので1EXあたりのダメージについて、模擬戦闘などで確認することが大切になる。

また、4人でEXを回す関係上、置物になる生徒についても留意が必要だ。

なぜなら、レベル1、スキル1であっても置物として有用な生徒は多いからだ。

上の編成から具体的な例を挙げる。

レベル1カンナ サブスキルレベル1「貫通タイプの味方の攻撃力を12.7%増加」

レベル58ノア EXスキルレベル1「(前半省略)/防御力を21.3%減少(40秒間)」

 他にもサブスキルに攻撃速度、会心ダメージのバフはいるので、置物にも注意を払ってほしい。

 ただし、同じスキルは重複しない。厳密に言うとNSとSSは重複しないとか細かいルールがあるのだがそこはウィキのバフ・デバフの項目を見てほしい。

 もうひとつ、低レベ攻略において重要になるのは置物召喚持ち、いわゆるTSの生徒たちだ。

 コレも詳しくはウィキのTSの項目に譲るが、ざっくりいうと召喚したヘリや戦車自体が一定の戦闘力を有しており、レベルによってその強さに加算がされる。つまり、レベル1であってもそれなりの火力になるということだ。

 上でいうと、水着ヒフミの戦車がそれなり火力を出してくれた。(ウィキを見ると低評価だけど背伸び攻略ではTSというだけで偉いのだ)

2 その他の進捗

 合同火力演習

 前回「ただ、ギミックありきなので、偶然スキルが噛み合っていれば初心者時代でもスコアが稼げるかも?」と書いていましたがその通りになりました

 爆発属性、攻撃のHIT数だけのイベントが来て、レベル1のキャラたちが大活躍しました。お陰でアズサのお出迎えがそろそろできそうです。

 なので、初心者でも高難度に挑戦しやすいかも?

 戦術対抗戦

 前回から順位を上げて6位まで上げることができました。毎日参加しているとコインも石ももらえるのがうまい。コインはAPにもなるし、キャラの文字も交換できる。

 ただ、周りがガチり出すと今よりもきつくなるのかなぁ・・・。まだ、周りもカンストしていないのでカンストし始めたら地獄かも。

 大決戦

 シロクロやったけどEXを自前で突破できた。最終日に溜め込むと一日一回のレンタルは属性共有なので最終日まで溜め込まないこと。こっちはINSANEが視野に入りそう。

 総力戦

 上で話した通り。大決戦と違って各属性に別れてないから、走れるときは走れるし、走れないときは走れない。ワカモは貫通で、戦力が揃えやすい(マキとかユズ)ので助かった。ボスによっては、諦めるのも手段の一つかも。

 前回からの反省

これからすること

ストーリーが放置気味→もう一人の先生と退治中

任務でカフェの最終形態まで育てる→OK 23章2まで開放

現状手持ち戦力

 爆発 ユウカ セリカ アカリ ムツキ コハル サオリ

 貫通 ツバキ ノノミ モモイ イオリ

 神秘+振動 コハル(水着) ハナコ(水着)

SP セリナ ハナエ イロハ アカネ ミノリ ヒマリ

ここに

爆発 サオリ(一番レベル高い)

貫通 ミカ マキ ジュンコ ユズ

神秘 体ハスミ

ヒーラー チナツ 

タンク マリナ 

ショップで交換できる生徒を増やす。

総力戦

モモイ・コハル 星揚げに必要できる限り集める←できてない

ハナエ・チナツ 星3まで用の文字を集める←した

マキ・アズサ とりあえず入手はしたい 

マキは大丈夫、アズサはもう一回総力戦ないと無理

大決戦

ユズ 交換用←した

合同火力演習

ツルギ 交換用←イベントで文字がもらえたのでした

ハードについて

ムツキ 13−2 16−2 星上げヒナだけでいいかな

ヒナ 16−3 ほしい(現実的ではない)←それでも周回してる44個目

スキル

3444を基本にするが、各キャラごとにwikiページをみて必要性を吟味する

↑コレが難しい。

以上

 

 

 

ブルアカを初めて2ヶ月が経ちました。(初心者から見たハーフアニバーサリーもあるよ!)

 ブルアカを初めて2ヶ月が経ちました。

現在のレベルは74

当番複数選べるのありがたいよね・・・(かわいい

 

めぼしいガチャ結果についてはこちら。

ハーフアニバーサリーに感謝

実際に自分がしたこと(andこうすればよかったなーの後悔ポイント)を書いていきます

 

1 ガチャについて

 ガチャについては、前回の記事にある通り星3確定ガチャとラビット小隊のときに90連だけ回しました。ほかは全スルーしました。

 今回ではイベのウイ(水着)、ハナコ(水着)のハーフアニバーサリーのガチャを引きました。

 良かった点

 純粋な戦力増強に繋がった点。星3がたくさん出るのは嬉しいことですが、以前の弊シャーレでは、純粋に各属性の人数が足りない状態でした。そのため、星3のイオリやミカ、イロハ、星2であってもムツキなどが来てくれたので大変助かりました。

 悪かった点

 ラビット小隊のときの呼び出しポイント90PTを無駄にしたこと。ウイ(水着)は、考えると育成する余裕がないこと。星3確定チケットはガチャを引ききってから回せばよかったこと。(ダブりはありませんでしたが危険なことをしていた)

 

 ちょっと自分の考えガチャについて書きます。

 キャラを集める効率だけ考えれば、ハーフアニバーサリーまで石を割らずにいるのが一番効率が良いです。(例えば、今回の私のようにピックアップが出てもでなくても400連を回し、すり抜けを期待できるようにする、呼び出しポイントは無駄にしないなどなど)

 ただ、こういう効率プレイをすると、キャラは居るけど育成もできていない。せっかくの他のキャンペーン。例えばドロップ率3倍や報酬3倍のときに任務が進んでいないので回れない。カフェレベルも低いので先生経験値2倍キャンペーンも回れない。APが足りないのでイベントも回れないなどなどせっかくのチャンスが死んでしまいます。

 なので、ハフバまで待ってキャラ入手を重要視するか、他のチャンスを活かすために待たずガチャを回して進めるかの2択になります。

 一応、ガチャを回さずに任務自体を進めることはできなくはないかと思います。コインの交換やハードの文字回収、恒常イベのツルギ(水着)などもいます。ただ、初心者が歩むには難しいかと思います。

2 イベントについて

 ラビット小隊の時は正直イベント自体がよく分からずにいました。復刻イベについては、できる限り周回したが星3までの文字しか集まりませんでした。

 隠された遺産から戦力とAPが捻出できるようになったので、文字集めを中心に行いました。

 イベントについて初心者目線の話を書きます。

 イベントの難易度自体は、任務の推奨レベルと同じです。なので、推奨レベルよりレベルが低くても手動操作でなんとかなったりします。ただし、属性とレベル、人員が足りてないとクリアは難しいことに変わりありません。例えば、前回の隠された遺産イベでは推奨レベルが80、更に神秘属性の要求があり、自分は大いに苦しみました。

 ただ、このイベントは6%のガチャで手に入れた水着ハナコとイベで配布された水着コハルがいたのでどうにかなりました。

 イベントにも色々な形式があります。

リスクを負ってまで行う「AP貯蓄」関係の諸々と時間帯別チャートの紹介|Avalon

 ここからイベントについての考察が書いてありますのでコレを受けて書きます。

 前提として、初心者のうちはAPが足りないのがキツいです。そのため、クリアはできたけど周回を重ねることができないということが多発します。

 また、初心者のうちにキツいこととして、ボーナス対象キャラが足りないという問題があります。初心者救済のためなのか、最近のイベントでは低難度のステージであっても、1APあたりにもらえるアイテムの効率は変わらないことが多いです。ですが、肝心のボーナス対象キャラがいなくて効率よく回せないのもあるあるでした。

 なので、無料でもらえる生徒たち(ノドカ、ツルギ(水着)、イズミ(水着))は早めにもらっておいたほうがいいです。

 各イベントの雑感

 最初のエビ集めはサイコロ、何より困るのがランダム要素です。サイコロを振り、出た目に応じて報酬をゲットする。サイコロの目を確定させるアイテムもあります。平均すれば同程度の報酬になるとしても、収束する前にイベントが終わってしまうのが辛いところでした。

 BOXガチャのイベントでは、古いイベントということもあり、レベルも低く楽に周回することができました。BOXに有用なものがあれば引き続け、残ってなければリセットというのはわかりやすいですが、実際のところ全引きしても美味しいイベではありました。というか、初心者は全部足りないんじゃ!!

 隠された遺産はでは、ミニゲーム方式ですが、ボーナス対象キャラが最高効率で揃っていたこと、APも貯める方法がわかってきたこともあり、ひたすら周回しました。水着コハルを固有2まで上げることができたので満足でした。

 占領戦も同じくガッツリやれましたが、一週間しかイベント期間がなかったので水着シズコは星5までで終了しました。

 思うにイベントは、ストーリー全読み→クエストを消化→ボーナス生徒で最高効率にする、ショップや評判から欲しい物を先に決めてから1日あたりどのくらい周回できるかを決めたほうが良いです。計画を最初に立てることが大切。

3 APについて

 私が一番初心者のときに後悔しているのは、最初の一ヶ月でAPを何回か無駄にしていることです。なので、先月からはパッケージを買い込み、経験値2倍イベントのときにはドリンクを飲んだり、余裕があれば前日からAPを溜め込んだりしました。

 意識したこと

  • カフェを上げるため任務を最優先で上げる。
  • 任務のために育成する人を絞り、スキルやレポートを集中させる。
  • できれば、特別依頼で流用できる子が望ましい
  • 具体的にはイオリ、ヒマリ、セリナ、ツバキ
  • サークルにも入る(10APもらえる)
  • カフェや自然回復をフルに活かせるように受け取りタイミングを決める
  • スタミナパッケージを受け取ると自然回復を超えるので注意する
  • APの溜め込みや上のスタミナパッケージでも言えるが、使い切る場所を予め決めておくと良い。
  • 寝る前に任務とメールは必ずチェック
  • 戦術対抗戦コインでAPドリンクもらえるのを忘れずに!

 先生レベルで生徒のレベル上限が動く関係上、APは溜め込んで消えるよりは、効率悪くても周回に使ったほうがマシです。また、スキルや装備も大切ですが、そのための素材を取るためには、素手で周回するので、結局レベルありきになります。またシステム上、相手のレベルよりも1つ高ければ、与ダメージ2%増加し、被ダメージ2%減少するので、下手にスキルや装備を整えるよりはレベルのほうが効果が高いです。

4 その他

 他の項目についてです。以下の全てに言えることですが、参加するだけで報酬が上手いので最低難度でも良いので毎日参加しましょう。あと、wikiは絶対に読んだほうが良いです。読まないとギミックもわからないまま終わります(N敗)

 合同火力演習

 1日3回ギミックありきのステージをクリアしてそのハイスコアを競うイベント。ギミックありきなので、キャラやスキルが整ってないと厳しいです。あと、レンタルできるのが3回のうちの1回だけなのでフレンドパワーでゴリ押ししにくいです。あと、3回の入場は絶対なので、キャラが3部隊分揃っていない(特にタンクとヒーラー)とキツいと思います。

 ただ、ギミックありきなので、偶然スキルが噛み合っていれば初心者時代でもスコアが稼げるかも?

 個人的にはあまり美味しくないイベントです。回復ギミックしかやったこと無いけど・・・。

 戦術対抗戦

 他の先生の生徒達と演習を行うイベント。これだけ聞くとめちゃくちゃ新規に厳しそうですがそうではありません。全先生と当たるわけではなく、ある程度の人数ごとにグループ分けされ、その先生方と演習する仕組みらしいです。どうやらグループ分けに偏りがあるらしく、ほとんどの先生が新規もしくはCPUだけのグループもあれば、ベテランばかりのグループもあるそうです。

 なので、CPUばかりのときに駆け上がれば上位に行くこともできるかとおもいます。あと、上位に行くと手持ちの生徒たちが隠されるようになるので先生レベルを上げておくと、強そうに見えてあまり挑まれなくなるので順位が維持しやすい(多分)です。

 

カタカナでゲームキャラと同じやつがCPU、上位も明らかに新人先生ばかり

 大決戦

 ボスを倒すイベント。フレンドパワーでハードコアまで倒せるし、チケットを最終日にまとめて消化できるので好き。一度クリアできれば掃討もできるので楽。というか、コレでシルバーまで行けるのでお得。強そうな人に友人申請すると楽だよ。

 総力戦

 大決戦に似たイベント。ただ、こっちはチケットを最終日にまとめて消化できないし、あと、一度クリアしたステージを掃討できないので嫌い。

 多分、上2つはエンドコンテンツ何でしょうね(演習もそうなんだけど現状グループ格差も大きいので)。

5 最後に

これからすること

ストーリーが放置気味なので進める

任務でカフェの最終形態まで育てる

現状手持ち戦力

 爆発 ユウカ セリカ アカリ ムツキ コハル サオリ

 貫通 ツバキ ノノミ モモイ イオリ

 神秘+振動 コハル(水着) ハナコ(水着)

SP セリナ ハナエ イロハ アカネ ミノリ ヒマリ

問題点

 ヒーラーもタンクも2部隊しかいないので、任務での3部隊、総力戦や大決戦の3凸、火力演習のときに困った。

 神秘枠にもう1人アタッカーがほしい。

ミカとワカモ、サオリは単体アタッカーでほしいけどリソースがなさそう。

ヒーラーはチナツ 選択肢がないため。

タンクはマリナ 防御属性とレッドウィンターの層が少なく、育成が容易そうなため。

神秘は保留

ショップで交換できる生徒を増やす。

総力戦

モモイ・コハル 星揚げに必要できる限り集める

ハナエ・チナツ 星3まで用の文字を集める

マキ・アズサ とりあえず入手はしたい

大決戦

ユズ 交換用

合同火力演習

ツルギ 交換用

ハードについて

ムツキ 13−2 16−2 星上げ

ヒナ 16−3 ほしい(現実的ではない)

ほかは余裕あれば回りたいがAPの都合上難しそう。

スキル

3444を基本にするが、各キャラごとにwikiページをみて必要性を吟味する。

 

以上