KINDLE UNLIMITEDで消費した本について1

 

読んだ本とそのレビュー

  1. 女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 (みかみてれん文庫)
     もうタイトルで半分落ちがわかっているようなものだが、内容はいたって王道。とにかく落とすためにあんなことやこんなことをあれこれ試していくうちに・・・といったシンプルな物語。読むのに一時間と少し程度ではあるが物足りなさは感じなかった。実を言うと百合小説を読むのがこれが初であるが良い作品にめぐり合ったと思う。あっさりだが性交描写はある。(アマゾンから真っ先におすすめされた一冊であることから考えるとどこかでクリックしたのかな?)
  2. 青春は白百合の花束 (百合小説)
     同じおすすめ欄にあった百合小説。短編集ではあるが舞台は同じ学校になっており、前の短編で出てきた人物が次の話でも出てきたりする。合計3カップル登場する。しかし中身は、恋愛?と言っていいか悩ましい関係があったり、連続した舞台設定なのに前作主人公ペアのイチャラブ描写がなかったり・・・もっと書いてほしいシーンが有ったというのが正直な感想。また、誤字脱字がところどころ目立つのもマイナスポイントであった。

  3. ぼくらは吠える弱い犬だから (百合小説)
     2の続きの短編集、前回と同様に舞台共有かつ同様に3カップル出てくる。前回の作品はやや中身が薄いという批評をしたが、今回のように出てくるキャラが横に広がってくるにつれて、面白さを感じた。というか、作者的にもあとがきで横に増やしていくことを話していたことから考えるに、横のつながりそしてそれが及ぼそす影響を楽しむ作品なのかもしれない(?)。今回は舞台が文化祭という短い期間であったためか、短編同士の関係性が強かったので個人的には前作よりもこっちのほうが好き。

  4.  戀ひ合わせ: 大正百合漫画再録本
     こちらは百合短編の詰まったコミック。内容はタイトル通り大正ロマン付近を中心にした百合短編集。女学校の描写、伝統的価値観による離別等、基本どころは抑えてるが、そこまで深い印象は受けなかった。というか、短編漫画で心に来るものってなかなかないような気がする・・・。

  5. アナタコンプレックス (百合小説)
     また百合小説を増やしてしまった・・・。内容は、天才×一般のカテゴリ。読んでて、ムズムズするタイプの小説(いや、百合自体がムズムズするもんなんだけど)。自分の普通や何が特別であるか?といったことにも言及している点と主人公視点での心理描写がこれでもかと揺れる揺れる点が好き。

  6.  雨と君の向こう (ガレットワークス)
     正直こういう年の差の百合は年相応の対応が垣間見れると嬉しく思う。これはあたり。誰がどう言おうとあたりである。

  7. 負けませんからと言い張る顔のいい女の子を、全力で屈服させる百合のお話 (みかみてれん文庫)
     百合は百合でも今回はどっちもデキるタイプの二人の作品。こういった賭け引きを楽しむタイプの作品もまたいいものである。