ガチ初心者がマリオカートをプレイした6ヶ月の記録です。

 スマブラと同じく去年の9月ぐらいに会社の懇親会で触った。そこから、スマブラの方をずっとプレイしていたが、今年の2月から触り始めたので、スマブラと同じ方式で、どんな感じのプレイだったかを書いていきます。

 あと、ガチ初心者から始めたので初心者にとっても有用な部分があると思うよ。

初心者向けの記事はこちら

「ヤバい、イベントでマリカするらしいけど全くの初心者でわからん!」方向けの記事 - fclbrのブログ

1 2月初旬から始める

 自分の経験について DSのおすそ分けで友達たちと通信したことがあるかな?ぐらい、他ソフトは所有したこともないのでドリフトの概念が最初わからなかった。

 この頃はそもそも「コース知らない」「カスタムも知らない」「アイテムもわからん」なのでコースアウトせずに走り切ることが稀。

 キャラ選びはカッコよかったのでリンク、スタンダードバイクで走っていた。

 この時点では、友人に全く勝つことはなく。CPUの普通と走って勝てるかどうかといったところだった。

2 3月 レート4000ほど

 オンラインでは150CCがメインなので、一人で遊ぶから各カップを50CCから順番に星を埋めていくことにした。この時は、150CCの星を埋めれば自動的に下のカップが埋まることには気づいていなかった。

 結局、無駄な作業をしていたことになるのだが、順番に下からプレイをすることで自然にコースを覚えることができたのでヨシ!。なんだかんだ言って、回数をこなすことは偉大。

 オンラインでは、マブラと違ってレートは1000と下から開始できるので、ストレスは少なかったスマブラも見習っていいんだぞ)。

 ここで乗っていたのは、Miiパタテン。理由は、自分が作ったMiiが可愛くできたから

 性能的に言えば、当時は重さ切り捨てであった事もあって、完全にワリオパタテンの劣化である。初心者でこれに乗る意味は薄いが、可愛いので楽しく乗っていた。

JAすると笑ってくれるの好き

3 4月 レート8000ほど

 4月に入って順当にレートが上がっていった。もちろん、マリカのレートは経験値レート(腕前よりもプレイ時間に比例する)こともあるが、ちょっとここでガチ初心者帯のオンライン対戦について書いておきます。

 

人が少ないのは、人数が珍しくてスクショを撮ってたため

 そもそも、初心者帯ではコースアウトせずに走り切るだけで勝てます。下から、アイテムを使って上る前に、中位の人たちが勝手に落下してくるので、自然と上に上がることもできます。

 「初心者のための驚異のテニス」を引用するまでもありませんが、アマチュアは相手のミスによって点を得て、自分のミスによって点を与えるということですね。

 この点でいうと、自分は150CCまで星埋めをすべてのコースで行っているので、MAPを覚えることができて、自然とレートが上がったのであると思われます。

 また、マリカースマブラと違って明確な性能差というものが存在しています(80体以上から自分にあったキャラを選ばなくても良いのだ!!)

 この初心者帯では強いカスタム、例えばワルイージハナチャンバギー、ローラータイヤ、紙飛行機を組み合わせた通称悪花、ハナチャンバギーの代わりにパタテンテンを組み合わせた通称悪パタといった、いわゆるガチ勢向けカスタムに乗っている人が少ない傾向にあります。

 この点でいうと、私のMiiパタテンテンは、ハンドリングと重さ以外はかなりガチ寄りだったので有利に立てたのだと思います。

 また、レートが5000以下だと5000以下の人と当たらないので突然上手い人と当たることもなく平和です。こうした安定した環境もあり、あまり労力をかけることなく、勝つことができたのだと思います。

4 5月 レート10000ほど

 この頃になるとレート10000ほどになり、周りにもだんだん強い人が現れます。

 分岐路の最短ルートが知りたくて動画サイトをめぐるうちに、マリオカートが強い人の動画を自然と見るようになりました。

10000超えしてくるとワルイージ(強いカスタム)が増える

 実況者などの動画を見るうちに、マリオカートには打開といった戦術があること、キラーが長く使用できるロンキといったテクニックがある事を学びました。

打開について

打開については以下のブログが詳しいです

打開のすすめ① - さやー杯統合本部・マリオカート8DX攻略情報

 このころは、打開といっても意図して序盤に下がったりということは抵抗があり、序盤あたりに被弾がかさんだときに練習も兼ねてしていました。

 自分は動画を見て打開からのプレイングを学んでしました。といってもこの時点では猿真似でしたが・・・。ただ、「打開するにはどんなアイテムが有効か?」「アイテムをどこで交換するのか?」「どこのSC(ショートカット)を突っ切るのか?」といったところは、猿真似であっても有効な事が多く、結果としてレートが上がることに貢献していたと思います。

ロンキについて

 また、ロンキについては以下のページが詳しいです。

マリオカート8 DX ロングキラー

 これも、猿真似であっても覚えるだけで順位も上げやすくなるので、覚えるだけ得でした。 

 特に動画の通りチーズランド、ドルフィン岬といった、とても強いところだけは覚えておくと順位も上げやすいと思います。

5 6月 レート12000ほど

1位じゃなくてもレートが上がるのはいいところ

 この時期にアイテムの使い方を深く知ることを意識し始めました。

 マリカーはアイテムの使い方が重要といいます。調べてみると意外なことですが、そのテクニックをまとめた場所はあまりありません。なので、サイトを巡ったり、動画を順番に見たりすることで得られることも多いです。

参考にしたページ 

アイテムの使用方法について① - さやー杯統合本部・マリオカート8DX攻略情報

マリオカート8 DX 攻略まとめ

ここでは自分が気付きにくかったテクニックについて書きます

トゲゾーこうらをキノコで避けるには、トゲゾーこうらが周りをぐるぐるしたあとに、少し上に上がって裏側の白を見せてから再び青が見えたきた瞬間に使うと避けれる。

・アイテムには重複しないアイテムが有る これを利用して1位のときにコインを持つことで確定で防御を引くことができる。

・上の仕組みを利用して、1位の状態でブーメラン裏コインを持っているならブーメランを投げてから表コインでアイテムを割り、コインをすぐに消費すれば、防御裏ブメでダブル防御になる

テレサはスターよりも無敵時間がなく、押し合いもない、しかし、ピノキオハイウェイの車などは通り抜けできない、また、誰も取るアイテムがないとキノ1になる

 また、アイテムの割り方の9位割りやアイテムテーブル、1位との距離などまだまだ覚えきれないところもありますが、ここらへんは経験ではなく覚えるだけなので、まさしく覚え得だと思いました。

 この時期のプレイングについてですが、上で学んだロンキを新コースのココナッツモールで入れたり、キノピオサーキットで打開したりと学んだことを試すシーンが増えました。

6 7月 レート12000ほど

 TAに時間をかけていたので、この時期はレートも伸び悩んでいました。

 ここで、結論カスタムの一つ、ワルイージハナチャンバギー、ローラータイヤ、紙飛行機の組み合わせ、通称悪花を使い始めよ・・・と思いましたが、ワルイージだとみんなと同じだし・・・と逆張りオタク精神が囁いてきたのでロイを使うことにしました。

 このころから、NITA(ノーアイテムタイムアタック)を走り始めました。

 実を言うと、6月頃に一度NITAをし始めたんだが難しく断念していたのです。Miiパタテンで、何度やってもミュートシティのNISCができずに諦めちゃったんだよね・・・。

マリオカート8DX究極攻略Ch - YouTube

悪花のNITAを無料で出している神 マリオカートに絶大な貢献をしているチャンネル

 

 いまだとわかる注意事項をここで書いておく。

・そもそも、Miiパタと悪花では加速も速度も違うんだから動画に合わせて悪花を使うべき

・そもそも当時でも48コースあるのだからもっとかんたんなコースから始めていくべきだった。

・NISCを順番に全部するのは無理なのだから、できるところから真似ていけばいいのに、一つのNISCを完成させなければと、こだわってしまった。本来の目標は、コース全体のタイムを少しでも短縮させることなのだから、できないところよりもできるところから極めくべきだった。

 

7 8月 レート15000ほど

 8月になると練習の成果が出てきたこと、あと、夏休みだからかレートの割にはあんまし、うまくない人もいたので、もりもりレートが盛れた。

15000に到達 嬉しい

悪花に変えて、NITAをして良かったこと

 悪花自体が使いやすい、特に速度が3.5あるおかけで先行逃げ切りがしやすくなった。Miiパタだと、先行してても追いつかれることが多かったのでそこが強く感じた。また、打開のときも速度が乗るので打開自体もしやすくなったと感じた。

 悪花を使っているプレイヤーが多いので、上手い人のプレイをそのままパクることができる。性能差を考えて真似るよりも、他の条件を整えるほうが簡単。

 NITAをしておくと、自信を持って走れるようになる。例えば、サンシャイン空港やウォーターパークといったSCも少ない、いわゆる先行有利コースを練習しておけば、部屋選択の時に自信を持って押す事ができる。

 MAPを深く理解できるので、実際に走るときの戦略を増やすことができる。「NITAのおかげで初動1位での逃げ切り」「中位だけど、途中のSCから逃げ切り」「打開せざるを得ないけど、最短ルートはわかっているので、コイン集めに専念する時間ができる」などなど、戦略の幅が広がる。

 不完全なNITAであっても、途中のAからBまでなら逃げ切りができるな〜って戦略を考えれるのも良い。

 例えばミュートシティのNISCが安定してないんだけど、逆に言えばそこ以外はそこそこ走れるので、NISC前にキノコを仕込めば理想タイムで走れるな〜とか考えれる。

プレイングの意識について

 先行の時は先行を維持できるよう意識。

 3周目時点で上位3名がやっぱり期待値が高いと思う。 

 

www.youtube.com

 マリオカートの日本代表キャプテンくさあん氏の1位集 

 打開の仕方、アイテムの回し方、NITAの重要性を教えてくれる。しかも、本人自ら補足も入れてくれるので大変参考になる。

先行での意識

・逃げ切れる自信があるならキノコを使って序盤SCからノーアイテム状態で1位を狙う。(キノピオサーキットの1−2と1−3のSC、サンシャイン空港の1−2前ダートを突っ切る)

・それ以外でも1位の前はノーアイテムでも安全なケースも多いので序盤前は重要。(1位はバナナ、ボム、緑甲羅、クラクション、コインしかありえないので)

・2位との距離が離れてなければ表防御のまま走る。距離が空いてきたら順次交換していく。交換する際にもアイテムごとに活用法があるの有効利用する(たまに1位なのに交換をしてしまって、アイテム交換赤甲羅で脱落する人見るけどあれめっちゃもったいないと思う)

  • ラクション 棘を壊せるので保持が望ましいテレサがよく持っていく気がする)
  • バナナ 
    前投げして真ん中設置すると2位の赤交換の赤を消してくれる。
  • 緑甲羅 
    相手のカーブ後に投げたり、壁に投げて乱反射させる
  • ボム 
    1位に許される性能ではない 
    カーブのインコースに置くとよく当たる 
    2連続赤甲羅も爆発範囲によっては防げたりする 
    空中で置くと起爆に時間がかかるのでJA着地寸前に置くとよく仕事をする
    後ろにつけっぱだと赤甲羅が来たときに爆発するので、タイミングよく離すのだけ注意が必要
  • コイン 
    保持するともう一つのアイテムが確定でコイン以外になる 
    ラクションや他アイテムをテレサから守るために表で保持したり、最高速度以外では使用時にわずかに加速することを利用して、被弾後に使用して復帰をスムーズにするなど役割は多い 
    使用すると2枚分のコインになる

 トゲゾー軽減には、空中で受ける、バナナで先にスリップする、わざと車や障害物にあたりいく等がある。落下回避をしようとしてミスする。

 赤甲羅も同時に来てるなら回避せずに復帰時にキノコを残す、復帰にアイテムやコースのコインを拾うなどリカバリーも大切。

 余裕もあれば、MAPを見てトゲゾーが来たらわざと減速して2位になるなど棘譲りといったテクニックもある。

 1位のサンダーは不可避なのでリカバリーを意識していく。ミニ状態でも空中速度は同じなのでグライダー状態を長くする。チクタクの1のアイテムなど、ミニ状態だと2個取れるとこでは2個取る。また、1位の3周目終盤ではSCに向かわないサンダーケアなどのテクニックがある。

 被弾後に、ダッシュボードや反重力での加速、コイン回収を行うのも大切です。

 壁や反重力の出っ張りなどを利用して赤甲羅を消す(理想論)

 まぁ、赤消しはめったにできないんですけどね・・・

中位での意識

 そもそも中位にいない事が重要

 攻撃アイテムを自分も周りも引いてしまい、お互いに足を引っ張る事が多い

 下からは無敵と加速で追い抜かれ、上には加速が無い為追いつけず・・・と良いことがない。前が近いので追いつける、もしくは6位割でキノ3やスターが出そうといった事情がなければ、あまりいないほうが良いだろう。

下位での意識

 いわゆる打開も意識した立ち回りが必要。中位でコインもなければわざと減速するのも良いと思う。

 自分なりのやり方としては、序盤ならアイテムを厳選を行い、コインを10枚集めるまでは9位以下で過ごす。集まったらSCをしつつ、できればスター状態で中位を突っ切るイメージ。

 できれば、アイテムテーブルの距離を覚えたいが難しいので、序盤のアイテムほど良いアイテムが出やすいと覚えればOKだと思う。(これは全コース共通のため)

 あとは強いSCはキノコ何個でできるのかスターをどこから使えばいいのかを、意識すると打開も楽になると思う。

 なのでスターがほしいな〜って思ったらキノ3持ったまま最初のアイテムボックスを割ればスターが出やすい。(前との距離が短いとキノ1、長いと金キノが出たりするんだけどね)

マリオカート8 DX アイテムテーブル:VSレース(v1.2.0~)

マリオカート8 DX アイテムテーブルの仕組み

 正直、すべてのステージのアイテムテーブルの距離を覚えるのは無理なので少しづつ覚えていくのが良いと思う。

 また、上のアイテムテーブルの距離が極端に短いために、1位と差がそこまで開いていないのに良いアイテムが出やすいアイテムボックスはバグボックスと呼ばれています。交換した際のリターンが大きいため積極的に交換できるするとリターンが大きいです。

 

他のテクニックについて

 サンダーのケアは大変難しいのが実情です。(そもそも下位がサンダー持っているかはアイテムテーブルの理解とMAPをよく見ることが必要なため)

 一応、サンダーの傾向としては

 チーズやカラカラ砂漠などの打開3周目でアイテム粘っている人がいるとき(アイテム選び中にサンダーを引く人が多いため)

 大きなSC前(サンダーを使わないと自分もSCができないため)

 他のプレイヤーのキラー(特にロンキ)が切れたとき

 ※キラーを引ける人はそもそもサンダーを引く確率が高い。ロンキの場合は、多少後ろからでも巻き返せるため、アイテム選別を行う傾向が高くサンダーを運搬する可能性も高い。また、サンダーを持っているプレイヤーから見るとロンキをしてきた人は強いアイテムを持っている可能性が高いためロンキが切れたらサンダーを打ちたいと思うため。

 バグボックスの後(バグボックスということは、当然サンダーも出やすい

 などがあります。

 特に、3周目のバグボックスでのサンダーはかなりの確率で降るので、自分がバグボックスの上振れでもらったスターやテレサ、キラーを早めに使い。回避を行うのがおすすめです。

 またもう一つのおすすめとしては、早めにグライダーや長いSCなど、「ここでサンダーが降ったら死ぬ」と思ったところで入れると、上振れはしませんが下振れもしないのでおすすめです。

 パリでの動画が引用されていますが、上のパリはグライダー前でスターを使わず、ダブル前で使っています。

 これだとサンダーがグライダー中に来ると「サンダー+落下で6枚コインを落とす」「コインは拾えない」「場所によってはグライダー前まで戻される」など非常にきついです。

 もちろん、サンダーを回避できれば余裕で1位になれるでしょうが、デメリットも大きいです。

 

 

 ですが、グライダー中を無事渡りきった後のサンダーなら「サンダーのコイン3枚落としだけで済む」「路上なので1枚は拾えるかも」「自分より上位も同じ状況」「自分は上位よりも、早くミニ状態から復帰するので逆転のチャンスもある」などメリットも多いです。

 また、自分がサンダーを打つタイミングとしては、

 最下位ではなく、後ろも離れているなら即打ちする(他人にサンダーを打たれるとアイテムなしの下位になってしまうため)

 スターやキラーでサンダーを回避できるなら、前の無敵が少なくなったら打つ(自分より前が壊滅すれば、順位自体は上がりやすい)

上のタイミングで打つのがおすすめです。あと、判断に迷うなら即打ちしましょう。(迷うと大抵サンダーがかぶる)

最後に 

 マリオカートをしてみて思ったのは初心者に優しい設計ということです。簡単な操作とオートハンデを担うアイテム、それにハンドルアシストやオートアクセルのおかげで初心者であっても楽しむことができます。それでいて、極めれば勝率も上げることのできる奥深いゲームだと感じました。これからも追加コースなどが来るので、マリオカートがますます盛り上がることを期待しています。