全世界株式に3倍のレバレッジを掛けるにはどうすればよいか(2)

全世界株式に3倍のレバレッジを掛けるにはどうすればよいか(1) - fclbrのブログ

レバレッジをかけるにしても多くの商品が存在するが、問題はコストにある。

例えば株式指数CFDなどでは、金利調整額というものが存在する。

一般的に政策金利+3%ほどかかることを考えると、コストが大きい。

特にレバレッジを掛けることで利益も増えるが、コストもその分増える。

しかし、ながら自由度を落とせばコストを減らして投資できなくもない。

例えばS&P500に3倍のレバレッジをかけているSPXLの経費率は0.95%ほどなので(もちろんコストは掛かるとはいえ)十分検討に値するだろう。

SPXL 銘柄 - ディレクション・デイリーS&P500ブル3X 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets

 こうした商品から擬似的に世界株式を再現していく。

1 Direxion デイリー新興国株ブル3倍

 新興国(中国・台湾・韓国・インド・ブラジル等)にレバレッジを掛けることができる。

2 Direxion デイリーS&P500ブル3倍

 米国株全部に投資はできないが、コレで代用できる範囲のはず・・・。

3 楽天楽天日本株4.3倍ブル

 日本株に関しては、先物等選択肢も多いが、一番手間のかからない投信を選択した。

ただ、日本から給与をもらっているとか、カントリーリスクが日本に偏っている人は、買わなくて良いかも。

 さて、ココまで調べて気づいたのだが英国やカナダ、ほかヨーロッパ諸国のレバレッジ商品がないことに気づく。いや、なんで、ロシアとかインドは商品があるのにないんですかねぇ?

 が、ココでだめでしたでは困るのでもう少しだけ考えてみる。

 といっても単純で、「その国の商品がないなら現物で3倍保有する」というものだ。

 この考え自体は、最初の「効率よく資産を増やす」には反するが、資産を増やすこと自体には合致するので、マイナスには影響しないだろう。

 また、実際のところ投資に充てれる額には限りがあるので、世界株式に占める割合が大きいものはレバレッジをかけて購入するならば、合理的と言える(はず???)。

 例えば、アメリカ以外の先進国に投資できる「 VEA バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF」などは、一つの選択肢と言えるだろう。ただ、日本も含んでしまうので、「VGK バンガード FTSE ヨーロッパETF」などでヨーロッパだけを選んで投資するのも選択肢の一つと言える。

 次の記事では、商品の組み合わせについて具体的に検証していく。